スケーラブルデータベースサーバ HiRDB ファーストステップガイド(Windows(R)用)
HiRDBはユーザ権限を使ってデータベースの機密保護を実現しています。このため,HiRDBのユーザを登録する場合,そのユーザにユーザ権限を与える必要があります。ユーザ権限がないと,データベースにアクセスできません。
ユーザ権限には表4-6に示す種類があります。
表4-6 ユーザ権限の種類
ユーザ権限の種類 | 説明 | この権限を持っているとできること |
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DBA権限 | ユーザ権限を与えるおよび取り消すために必要な権限です。権限を管理する人が持つ権限です。HiRDB管理者はDBA権限を持っています。 DBA権限を持つユーザは,次に示す権限を持っています。
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CONNECT権限 | HiRDBを利用するために必要な権限です。CONNECT権限を持たないユーザがHiRDBを利用しようとするとエラーになります。 |
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スキーマ定義権限 | スキーマを定義するために必要な権限です。 |
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RDエリア利用権限 | 私用RDエリアを利用するために必要な権限です。 公用RDエリアに表またはインデクスを作成する場合は,RDエリア利用権限は不要です。 |
私用RDエリアに表およびインデクスを作成できます。 |
アクセス権限 | 表にアクセスするために必要な権限です。アクセス権限は表単位に設定し,次に示す4種類があります。 | ほかの人の表にアクセスできます。 |
SELECT権限 | 表の検索(SELECT)ができます。 | |
INSERT権限 | 表にデータを追加(INSERT)できます。 | |
DELETE権限 | 表のデータを削除(DELETE)できます。 | |
UPDATE権限 | 表のデータを更新(UPDATE)できます。 |
表をアクセスする人には,次に示す権限を定義系SQLのGRANT文で与えてください。
表を定義する人には,次に示す権限を定義系SQLのGRANT文で与えてください。
なお,RDエリア利用権限は,私用RDエリアに表またはインデクスを定義する場合にだけ必要です。公用RDエリアに表またはインデクスを定義する場合は不要です。
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