Hitachi

DABroker


4.9.1 DABroker管理ユティリティの実行

DABroker管理ユティリティには次の二つの機能があります。

〈この項の構成〉

(1) 操作できるユーザとユティリティの起動・終了方法

操作できるユーザ

操作する環境がWindows 2000,Windows Server 2003またはWindows XPの場合,すべてのユーザが管理ユティリティを実行できます。

ただし,特定のクライアントの処理を中断できるのは,WindowsのAdministratorsグループに属するユーザだけです。

操作する環境がWindows Vista,Windows 7,またはWindows Server 2008の場合は,Administratorsグループに属するユーザだけ管理ユティリティを実行,および特定のクライアントの処理を中断できます。

ユティリティの起動と終了方法
起動

DABroker管理ユティリティは,プログラムフォルダに登録された[DABroker]から[DABroker管理]を選択して起動します。DABrokerが起動中に実行してください。

終了

[DABroker管理]ダイアログボックスを閉じるとDABroker管理ユティリティは終了します。

(2) 動作状態の表示方法

DABroker管理ユティリティを起動すると,次に示す[管理]ダイアログボックスが表示されます。ダイアログボックスに表示されている内容が,DABrokerの動作状態です。

[図データ]

ここでは,表示されている内容について説明します。

[図データ] アイコンについて

[図データ] アイコンをクリックすると最新の動作状態が表示されます。

注意事項

実行中の予約処理がある場合は,コネクションが解放されていてもクライアントの情報が出力されます。

予約処理がない場合,又は予約処理があっても終了している場合は,コネクションを解放しているクライアントの情報は表示されません。

(3) 特定のクライアントの処理の中断方法

特定のクライアントの処理を中断したい場合は,DABrokerの動作状態を表示し(「4.9.1(2)動作状態の表示方法」参照),次に示す手順を実行してください。

  1. [DABroker管理]ダイアログボックスでクライアントを選択する。

    動作状態を表示し,その中から処理を中断するクライアントを選択して[図データ]アイコンをクリックします。

  2. [はい]ボタンを選択する。

    確認のダイアログボックスが表示されるので,[はい]ボタンを選択すると,DABrokerは選択したクライアントとのコネクションを解放します。同時にデータベースに処理のロールバックを要求して,そのクライアントが要求したすべての予約処理を取り消します。

    [いいえ]ボタンについて

    [いいえ]ボタンを選択すると,クライアントの処理の中断はキャンセルされます。