Hitachi

DABroker


2.2.5 分散トランザクション処理

TPBrokerのOTS機能,又はJava JTS機能を提供するトランザクションマネージャ(Java TM)を使って,TPBrokerやJava TMにトランザクションの制御を任せることで,DABrokerのデータベースアクセス処理と,TPBrokerやJava TMと連携する他製品のリソースアクセス処理とを,一つのグローバルトランザクションとして同期制御できるようになります。

ワークフローを実現するアプリケーションを考えた場合,案件の詳細を登録するデータベースと,案件の流れを記録するメッセージキューが必要です。しかし,案件の詳細を登録するデータベースへのアクセスにはDABrokerを利用していて,メッセージキューへのアクセスにはTPBrokerと連携する他製品を利用していたとします。この場合でも,TPBrokerのOTS機能を両方のリソースアクセス処理で利用することで,二つのリソースアクセス処理を同期させることができます。