1.3.6 DABroker for .NET Frameworkで開発するアプリケーション
DABroker for .NET Frameworkは,Microsoftの.NET Frameworkのデータベースアクセス技術であるADO.NETに準拠した.NET Frameworkデータプロバイダです。
DABroker for .NET Frameworkが提供する,.NET Frameworkに対応したインタフェースを使用することによって,.NET FrameworkのアプリケーションからDABrokerを利用したデータベースアクセスができます。
DABroker for .NET Frameworkは,DABrokerの持つ柔軟でシームレスなデータベースアクセス技術と,NET Frameworkの持つ優れた開発環境を活用して,DABrokerを利用したデータベースアクセスアプリケーションの開発を迅速にします。これによって,Windowsプラットフォーム上で高いシステム生産性,運用性を持つデータベースアクセス基盤を構築できます。
(1) DABroker for .NET Frameworkの特徴
DABroker for .NET Frameworkの特徴を次に示します
- .NET Frameworkアプリケーションからのデータベースアクセス
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ASP.NETに代表されるMicrosoftのアプリケーション開発技術を利用してASP.NET XML WebサービスやWebアプリケーションなどのアプリケーションからDABrokerを経由してデータベースにアクセスできます。
- OpenTP1 for .NET Frameworkとの連携によるトランザクション制御
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OpenTP1システムに登録された複数のDBMS間や,DBMSとほかのリソースマネージャとの間で,同期を取ったトランザクション制御ができます。
- アプリケーション開発環境の拡充
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アプリケーションを開発する言語をC#,およびVisual Basic .NETから選択できます。また,Visual Studio .NETといった.NET Frameworkが持つ優れた開発環境やクラスライブラリを活用することによって,アプリケーションの開発を迅速に行うことができます。
(2) DABroker for .NET Frameworkの使用形態
(a) ASP.NETアプリケーションからの利用
ASP.NETのアプリケーションからデータベースにアクセス場合の構築例を図1-17に示します。
(b) OpenTP1 for .NET Frameworkと連携する
OpenTP1 for .NET Frameworkと連携しトランザクション制御を行う場合の構築例を図1-18に示します。