ストリームデータ処理基盤 uCosminexus Stream Data Platform - Application Framework アプリケーション開発ガイド

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4.4.20 集合関数

<この項の構成>
(1) 形式
(2) 機能
(3) オペランド
(4) 構文規則
(5) 注意事項
(6) 使用例

(1) 形式

集合関数::={COUNT'('<値式>|*')'|一般集合関数|<組み込み集合関数>}
    一般集合関数::={MAX|MIN|SUM|AVG}'('<値式>')'

(2) 機能

複数行から算出される値を求めます。

(3) オペランド

COUNT

入力行数を求めます。

<値式>

集合関数の引数を指定します。値式については,「4.4.18 値式」を参照してください。

*

すべての行数を求めます。

一般集合関数

MAX,MIN,SUM,AVGのどれかを指定します。引数中には,列指定を含む値式を指定してください。

MAX
最大値を求める集合関数です。
MIN
最小値を求める集合関数です。
SUM
合計値を求める集合関数です。
AVG
平均値を求める集合関数です。

<組み込み集合関数>

組み込み集合関数の指定については,「4.4.21 組み込み集合関数」を参照してください。

(4) 構文規則

(5) 注意事項

演算途中でオーバーフローが発生した場合は処理を継続します。このとき,整数であればオーバーフローしたままの値(入りきれない上位バイトをカットし,下位バイトをそのまま使用する)となり,浮動小数点値であれば無限大になります。ただし,DECIMAL型またはNUMERIC型の値と,浮動小数点値との演算で,浮動小数点値でオーバーフローが発生した場合は,エラー(クエリグループが閉塞)になります。

(6) 使用例

リレーションs1の列aの行数を出力します。下線部が集合関数の部分です。

REGISTER QUERY q1 SELECT COUNT(s1.a) AS a1 FROM s1[ROWS 100];