ストリームデータ処理基盤 uCosminexus Stream Data Platform - Application Framework アプリケーション開発ガイド

[目次][索引][前へ][次へ]

4.4.18 値式

<この項の構成>
(1) 形式
(2) 機能
(3) オペランド
(4) 構文規則
(5) 注意事項
(6) 使用例

(1) 形式

値式::=〔符号〕項〔演算子〔符号〕項〕…
    項::=〔キャスト指定〕値式一次子
    演算子::={+|-|*|/}
    符号::={+|-}
    キャスト指定::={'('TINYINT')'|'('SMALLINT')'|'('INT〔EGER〕')' 
                   |'('BIGINT')'|'('REAL')'|'('FLOAT')'|'('DOUBLE')'
                   |'('DEC〔IMAL〕')'}
    値式一次子::={<列指定>|<列名>|<定数>|<スカラ関数>|'('<値式>')'}

(2) 機能

値を指定します。

(3) オペランド

符号

「+」または「-」を指定します。

キャスト指定,および値式一次子を指定します。

キャスト指定

キャスト指定に指定するデータ型については,「3.3 CQLのデータ型」を参照してください。

値式一次子

列指定,列名,定数,スカラ関数,または値式を指定します。

<列指定>
列指定については,「3.2.5(2) 列指定」を参照してください。
<列名>
後続のFROM句のリレーション参照が一つである場合,列名を指定できます。
後続のFROM句のリレーション参照が複数ある場合は,列指定を指定してください。
<定数>
定数については,「4.4.19 定数」を参照してください。
<スカラ関数>
スカラ関数の指定については,「4.4.22 スカラ関数」を参照してください。

演算子

「+」,「-」,「*」,または「/」を指定します。演算子の後ろに符号を指定した項を指定する場合,その項は括弧で囲む必要があります。符号と演算子の例を次に示します。

-a+(-b)
a*(-b+1)
a/(-b)+1

(4) 構文規則

(5) 注意事項

(6) 使用例

リレーションs1の列aをDECIMAL型にキャストした値と,列bをINT型にキャストした値を出力します。下線部が値式の部分です。

REGISTER QUERY q1 SELECT (DECIMAL)s1.a AS xxx, (INT)s1.b AS yyy FROM s1[ROWS 100];