ストリームデータ処理基盤 uCosminexus Stream Data Platform - Application Framework アプリケーション開発ガイド

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4.4.11 選択式

<この項の構成>
(1) 形式
(2) 機能
(3) オペランド
(4) 構文規則
(5) 注意事項
(6) 使用例

(1) 形式

選択式::={{<列指定>|<列名>}〔▲AS▲<相関名>〕
           |{<値式>|<集合関数>}▲AS▲<相関名>}

(2) 機能

検索結果として出力する項目を指定します。

(3) オペランド

<列指定>

列指定については,「3.2.5(2) 列指定」を参照してください。

列名

後続のFROM句のリレーション参照が一つである場合,列名を指定できます。

後続のFROM句のリレーション参照が複数ある場合は,列指定を指定してください。

相関名

次のような場合に区別できる名称を指定します。

名称は名前の規則に従います。名前の規則の詳細については,「3.2.4 名前の指定」を参照してください。

相関名には,一つのSELECT句中に指定したほかの相関名と同じ名称は指定できません。また,ほかの範囲変数の表識別子と同じ名称も指定できません。範囲変数と表識別子については,「3.2.5 名前の修飾」を参照してください。

<値式>

値式については,「4.4.18 値式」を参照してください。

i番目の選択式に対して列名を指定した場合,リレーション式によって取得されるリレーションのi番目の列名は,指定した列名となります。i番目の選択式に対して列名を指定しない場合は,次のようになります。

<集合関数>

集合関数の指定については,「4.4.20 集合関数」を参照してください。

集合関数の引数中には,列指定または列名を含める必要があります。

(4) 構文規則

(5) 注意事項

選択式に指定できるのは,定義済みのストリームのデータだけです。

(6) 使用例

リレーションs1の列aおよびbのデータを出力します。下線部が選択式の部分です。

REGISTER QUERY q1 SELECT s1.a, s1.b FROM s1[ROWS 100];