ストリームデータ処理基盤 uCosminexus Stream Data Platform - Application Framework アプリケーション開発ガイド

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4.4.6 WHERE句

<この項の構成>
(1) 形式
(2) 機能
(3) オペランド
(4) 構文規則
(5) 注意事項
(6) 使用例

(1) 形式

WHERE句::=WHERE▲<探索条件>

(2) 機能

FROM句によって取得されるリレーションに対する探索条件を指定します。

WHERE句を指定し,かつHAVING句を指定しない場合は,WHERE句によって取得されるリレーションがSELECT句の対象となります。

WHERE句を省略すると,FROM句で取得されるリレーションに含まれるすべての行がSELECT句の対象となります。

(3) オペランド

<探索条件>

探索条件の指定については,「4.4.16 探索条件」を参照してください。

先行するFROM句のリレーション参照が一つの場合,探索条件には列名だけを指定します。FROM句のリレーション参照が複数の場合,探索条件に指定する各列名は,データ識別子と列名を指定して,一意にしなければいけません。

(4) 構文規則

先行するFROM句で取得したリレーションをtとした場合,探索条件はtのそれぞれの行に適用されます。WHERE句で取得されるリレーションは,探索条件の結果が真となる,tの行の集合で構成されるリレーションです。

(5) 注意事項

WHERE句で取得されるリレーションは,グループ化列を持たない一つのグループになります。

(6) 使用例

リレーションs1の列bの値が10より大きい列a,bのデータを出力します。下線部がWHERE句の部分です。

REGISTER QUERY q1 SELECT s1.a,s1.b FROM s1[ROWS 100] WHERE s1.b > 10;