ストリームデータ処理基盤 uCosminexus Stream Data Platform - Application Framework アプリケーション開発ガイド

[目次][索引][前へ][次へ]

4.3.2 REGISTER QUERY句クエリの定義

<この項の構成>
(1) 形式
(2) 機能
(3) オペランド
(4) 構文規則
(5) 注意事項
(6) 使用例

(1) 形式

REGISTER QUERY::=REGISTER▲QUERY▲<クエリ名>▲<問い合わせ>

(2) 機能

クエリを定義します。

クエリは,クエリの管理テーブルなどを格納する領域(クエリリポジトリ)に登録され,同時にクエリ処理が開始されます。

(3) オペランド

<クエリ名>

クエリの名称を任意の名称で,ストリームデータ処理システム内で一意になるように指定します。名称の指定については,「3.2.4 名前の指定」を参照してください。

ここで指定した名称は,問い合わせによって取得されるストリーム(出力ストリーム),またはリレーションの名称となります。

<問い合わせ>

問い合わせを定義します。定義内容については,「4.4.1 問い合わせ」を参照してください。

(4) 構文規則

一つの定義で,一つのクエリに対する問い合わせをすべて指定してください。例えば,q1としてクエリを定義する場合は,次の例1で示すように,必要な問い合わせをすべて指定します。

例1(正しい指定例)
REGISTER QUERY q1 SELECT s1.a, s1.b FROM s1[ROWS 10];

次の例2で示すように,q1として定義したクエリに対して,問い合わせを分けて指定すると,同一名称のクエリの二重指定となるためエラーになります。

例2(誤った指定例)
REGISTER QUERY q1 SELECT s1.a FROM s1[ROWS 10];
REGISTER QUERY q1 SELECT s1.b FROM s1[ROWS 10];

(5) 注意事項

ありません。

(6) 使用例

ストリームs1の列aのデータを出力するクエリq1を定義します。

REGISTER QUERY q1 SELECT s1.a FROM s1[ROWS 10];