ストリームデータ処理基盤 uCosminexus Stream Data Platform - Application Framework アプリケーション開発ガイド

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4.3.1 REGISTER STREAM句ストリームの定義

<この項の構成>
(1) 形式
(2) 機能
(3) オペランド
(4) 構文規則
(5) 注意事項
(6) 使用例

(1) 形式

REGISTER STREAM::=REGISTER▲STREAM▲<ストリーム名>
                                  ▲スキーマ指定文字列
    スキーマ指定文字列::='('<列名>▲<型名>〔,<列名>▲<型名>〕…')'

(2) 機能

ストリームを定義します。

ストリームは,ストリームの管理テーブルなどを格納する領域(システムカタログ)に登録され,同時にストリームの受付が開始されます。

(3) オペランド

<ストリーム名>

ストリーム(入力ストリーム)の名称を,任意の名称で,ストリームデータ処理システム内で一意になるように指定します。名称の指定については,「3.2.4 名前の指定」を参照してください。

スキーマ指定文字列

ストリーム名で定義されるストリームに含まれる列名と,その型名を指定します。

<列名>
列名を任意の名称で,ストリームデータ処理システム内で一意になるように指定します。名称の指定については,「3.2.4 名前の指定」を参照してください。
列名に指定できる個数は,1〜3,000個です。
<型名>
型名については,「3.3 CQLのデータ型」を参照してください。

(4) 構文規則

一つの定義で,スキーマ指定文字列をすべて指定してください。例えば,s1という名称でストリームを定義する場合は,次の例1で示すように,必要なスキーマ指定文字列をすべて指定します。

例1(正しい指定例)
REGISTER STREAM s1(id INT, name VARCHAR(10));

次の例2で示すように,s1という名称でストリームを定義する場合に,スキーマ指定文字列を分けて指定すると,同一名称のストリームの二重指定となるためエラーになります。

例2(誤った指定例)
REGISTER STREAM s1 (id INT);
REGISTER STREAM s1 (name VARCHAR(10));

(5) 注意事項

ありません。

(6) 使用例

スキーマとしてINT型の列id,および10個の文字データから構成される列nameを持つストリームs1をシステムカタログに登録します。

REGISTER STREAM s1(id INT, name VARCHAR(10));