ストリームデータ処理基盤 uCosminexus Stream Data Platform - Application Framework アプリケーション開発ガイド
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この節では,ストリーム化演算による出力ストリームデータへの変換について説明します。
ストリーム化演算は,出力リレーション内のデータの変化に応じて,分析結果をストリームデータとして出力する方法を指定する演算です。ストリーム化演算によって,次の3種類のタプルをストリームデータとして出力できます。
- 出力リレーションに追加されたタプル
- 出力リレーションから削除されたタプル
- 出力リレーション内のタプルの集合
- ポイント
- 出力リレーション内のデータの変化とは,リレーションとしての変化を意味します。出力リレーション内のタプルが変化しても,結果の内容が同じであれば,変化したとは見なされません。
- 例を示します。
図2-13 リレーションが変化しない例
![[図データ]](FIGURE/ZC021300.GIF)
- 図の場合,時刻t3では,時刻t2の出力リレーション「(A社,0.9)」に対してタプル「(B社,1.1)」が追加されたことに伴い,出力リレーションが「(A社,0.9)(B社,1.1)」に変化します。一方,時刻t4では,t2に生成された「(A社,0.9)」が消滅しますが,同時に別のタプルとして「(A社,0.9)」が生成されるため,出力リレーションの内容は「(A社,0.9)(B社,1.1)」のままになります。この場合,時刻t4で出力リレーションは変化していないものと見なされます。
- <この節の構成>
- 2.4.1 ストリーム化演算の種類
- 2.4.2 ストリーム化演算の例
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