uCosminexus DocumentBroker Object Loader Version 3

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付録G 文書空間で使用する文字コード種別がUTF-8の場合に使用できる機能およびファイル

ここでは,文書空間で使用する文字コード種別がUTF-8の場合に使用できる機能およびファイルについて説明します。なお,文書空間で使用する文字コード種別がShift-JISの場合は,すべての機能およびファイルを使用できます。

<この節の構成>
(1) 文書空間で使用する文字コード種別がUTF-8の場合に使用できる機能
(2) 文書空間で使用する文字コード種別がUTF-8の場合に使用できるファイル

(1) 文書空間で使用する文字コード種別がUTF-8の場合に使用できる機能

文書空間で使用する文字コード種別がUTF-8の場合に使用できる機能を表G-1に示します。

表G-1 文書空間で使用する文字コード種別がUTF-8の場合に使用できる機能

分類 機能名 使用可否
オブジェクトローダ 文書およびコンテナに対する関連オブジェクト
バージョン付き文書およびコンテナに対する関連オブジェクト
コンテナおよびコンテナ間の関連を示す関連オブジェクト
独立永続化クラス
可変長配列
オブジェクトごとのアクセス制御情報(ACL)データの登録
マルチレンディション文書の登録
構成管理コンテナ
XML文書
マルチファイル文書の登録
リファレンスファイル文書の登録
同時実行機能
オブジェクトエクスポート 文書およびコンテナに対する関連オブジェクト(DCRだけ)
バージョン付き文書およびコンテナに対する関連オブジェクト(DCRだけ)
コンテナおよびコンテナ間の関連を示す関連オブジェクト(DCRだけ)
独立永続化クラス
可変長配列
オブジェクトごとのアクセス制御情報(ACL)データの抽出
構成管理コンテナ
XML文書

(凡例)
○:使用できます。
−:使用できません。

(2) 文書空間で使用する文字コード種別がUTF-8の場合に使用できるファイル

ユーザが作成するファイルの文字コード種別には,文書空間で使用する文字コード種別およびASCIIコードを使用するか,ASCIIコードだけを使用します。そのため,文書空間で使用する文字コード種別がUTF-8の場合,UTF-8が使用できないファイルのときは,必ずASCIIコードで記述してください。

また,ファイルの文字コード種別としてUTF-8を使用する場合,ファイルにはBOMを付けないでください。

(a) オブジェクトローダで使用するファイル

文書空間で使用する文字コード種別がUTF-8の場合にオブジェクトローダで使用できるファイルを表G-2に示します。

表G-2 文書空間で使用する文字コード種別がUTF-8の場合にオブジェクトローダで使用できるファイル

ファイル 使用可否
制御ファイル
定義ファイル
入力データファイル
Windowsの場合
環境変数ファイル(NTconfig.ini)

(凡例)
○:使用できます。
−:使用できません。

注※
カラムによってUTF-8を使用できるかどうかが異なります。文字コード種別としてUTF-8を使用できるカラムについては,表G-3を参照してください。
 

表G-3 文字コード種別としてUTF-8を使用できるカラム(入力データファイルの場合)

コマンド分類 カラム位置 カラムの意味 使用可否
作成コマンド 1 コマンドカラム
2 ラベルカラム
3 クラス名カラム
4以降 プロパティ値カラム ※1
選択コマンド 1 コマンドカラム
2 ラベルカラム
3 パラメタカラム ※2
指示コマンド 1 コマンドカラム

(凡例)
○:使用できます。
−:使用できません。

注※1
次に示す項目の最大長は255バイトになります。なお,バイト数は,文字列をUTF-8で表現した場合の長さです。
  • コンテントのファイル名
  • ファイル名から生成されるプロパティ値
  • コンテントの絶対パス
また,次に示す項目は印刷可能なASCIIコードで記述してください。
  • 文書オブジェクトのコンポーネントタイプ
  • コンテント格納先ベースパス
  • コンテント格納先パス

注※2
検索条件として指定するプロパティ値にだけ,UTF-8を使用できます。
(b) オブジェクトエクスポートで使用するファイル

文書空間で使用する文字コード種別がUTF-8の場合にオブジェクトエクスポートで使用できるファイルを表G-4に示します。

表G-4 文書空間で使用する文字コード種別がUTF-8の場合にオブジェクトエクスポートで使用できるファイル

ファイル 使用可否
制御ファイル ※1
定義ファイル
オブジェクト指定ファイル ※2
オブジェクトローダ入力データファイル ※3
Windowsの場合
環境変数ファイル(NTconfig.ini)

(凡例)
○:使用できます。
−:使用できません。

注※1
ExportセクションのDocDirエントリにだけ,UTF-8を使用できます。

注※2
オブジェクト指定ファイルに記述する項目によって,UTF-8を使用できるかどうかが異なります。UTF-8を使用できる項目を表G-5に示します。

注※3
次に示す項目の最大長は255バイトになります。なお,バイト数は,文字列をUTF-8で表現した場合の長さです。
  • コンテントのファイル名
  • ファイル名から生成されるプロパティ値
  • コンテントの絶対パス
 

表G-5 文字コード種別としてUTF-8を使用できる項目(オブジェクト指定ファイルの場合)

項目 使用可否
クラス名
条件節 プロパティ名
プロパティ値
structサブクラス名

(凡例)
○:使用できます。
−:使用できません。