uCosminexus DocumentBroker Version 3 Standard GUI 操作ガイド
(1) 操作する権限
文書を登録する文書フォルダに対する「リンク」以上の権限が必要です。
操作手順を次に示します。
- フォルダツリー領域で,文書を登録したいフォルダをクリックします。
[文書一覧]画面が表示されます。
- [文書を作成する]ボタンをクリックします。
[文書の作成]画面が表示されます。
- 次の項目を指定します。
- [文書種別マスタ]
- [名前]
- [文書ファイル]
- [全文検索テキスト]
- [コメント]
- ユーザ定義プロパティ
文書種別マスタを使用しない場合は操作5.に進みます。
- [文書種別情報]ボタンをクリックして,表示された項目を指定します。
- [関連ファイル]ボタンをクリックして,関連ファイルを指定します。
1つの文書内に同名の文書ファイルは登録できません。同名の文書ファイルがある場合,[文書を作成する]ボタンをクリックしたときにエラーになります。
- 指定した内容を確認して,[文書を作成する]ボタンをクリックします。文書番号を採番して文書を登録する場合は,[採番して文書を作成する]ボタンをクリックします。
文書の登録を確認するダイアログが表示されます。
- ダイアログで[OK]ボタンをクリックします。
文書が登録されて,[文書の作成]画面が閉じます。
[文書一覧]画面に文書ファイルをドラッグ&ドロップして,文書を登録することもできます。ドラッグ&ドロップの操作で登録する操作手順を次に示します。
- フォルダツリー領域で,文書を登録したいフォルダをクリックします。
[文書一覧]画面が表示されます。
- ユーザのPCにあるファイルを,[文書一覧]画面のDrag & Dropエリアにドラッグ&ドロップします。
ドラッグ&ドロップしたファイルのパスが[文書ファイル]表示ボックスに設定された[文書の作成]画面が表示されます。
システム管理者の設定によって複数文書を一括登録できる場合に,複数のファイルを一括でDrag & Dropエリアにドラッグ&ドロップすると,[文書の作成(複数ファイル)]画面が表示されます。
このほかの操作については,文書を登録する手順と同じです。操作手順の操作3.以降を参照してください。
- 1つの文書に登録できる関連ファイル数の上限値は,システム管理者が設定できます。
- DocumentBroker Standard GUIでは,1つのフォルダに登録する文書数を200件程度までとする運用を推奨します。また,ファイルサイズが大きい場合,文書の操作にかなりの時間が必要となるため,1つの文書ファイルのサイズは20MBまで(稼働環境において物理的にメモリを確保できることが前提)を推奨します。なお,1つの文書に登録できるファイルサイズの上限をシステム管理者が設定している場合,ファイルサイズの上限を超えたときはエラーメッセージが表示されます。
- 登録する文書ファイル名に半角の「;」(セミコロン)が含まれている場合は,「;」が半角の「_」(アンダーバー)に変更されて登録されます。
- 1つの文書に,同名の文書ファイルは登録できません。
- 文書ファイルを選択しないで文書を登録することもできます。この場合,登録した文書は,空文書を示すアイコンで[文書一覧]画面に表示されます。関連ファイルだけを登録した場合も,空文書となります。
なお,空文書に文書ファイルを登録できます。空文書に文書ファイルを登録する操作については,「6.5 空文書に文書ファイルを登録する」を参照してください。
- 文書番号の採番では,文書種別マスタで定義した採番情報を使用します。そのため,採番情報が定義された文書種別マスタが指定されていない場合は,文書番号は採番されません。
- 文書番号を採番して文書を登録する場合,文書番号を採番したあとは,文書番号を変更できません。
(6) Drag & Dropエリアで複数文書を一括して登録する場合の注意事項
- ActiveXコントロールを使用しない環境の場合は,複数文書の一括登録はできません。
- ドラッグアンドドロップで複数文書を一括して登録した場合,監査証跡ログは文書ごとに[文書の作成]の監査証跡ログを出力します。通常の[文書の作成]の監査証跡ログとは区別できません。
- ドラッグアンドドロップで複数文書を一括して登録した場合,文書の作成順序は順不同となります。
- 内容が空のファイル(0バイトのファイル)は登録できません。
- 関連ファイルは登録できません。登録される文書は,関連ファイルを持たない文書として登録されます。
- 指定が必須のプロパティが含まれている文書種別マスタが設定された文書の場合,ドラッグアンドドロップで複数文書を一括して登録することはできません。1件ずつ文書を作成してください。
- 一括登録中に[中断]ボタンをクリックした場合は,作成中の文書の作成が完了したあとで,文書の作成を中断します。
- 一括登録できるファイルの数は,システム管理者の設定により異なります。
ドラッグ&ドロップで複数文書を一括登録した場合に,作成後の文書に設定される値を次に示します。
表5-1 ドラッグ&ドロップによる複数文書の一括登録後の文書に設定される値
項番 |
項目 |
作成後の文書の状態 |
1 |
フォルダパス |
ドラッグ&ドロップ先のフォルダパス |
2 |
文書種別マスタ |
登録先のフォルダの文書種別マスタ設定値と同じ値を設定します。 |
3 |
名前 |
ファイル名(拡張子を除く) |
4 |
作成者 |
ログインユーザ |
5 |
作成日時 |
登録時の日時 |
6 |
更新者 |
ログインユーザ |
7 |
更新日時 |
登録時の日時 |
8 |
文書ファイル |
ドロップされた文書ファイル |
9 |
コメント |
空欄です。 |
10 |
関連ファイル |
登録されません。 |
11 |
ユーザ定義プロパティ(整数型)※1 |
0 |
12 |
ユーザ定義プロパティ(日付型)※1 |
''(空文字) |
13 |
ユーザ定義プロパティ(文字列型)※1 |
''(空文字) |
14 |
文書種別プロパティ(整数型)※2 |
0※2 |
15 |
文書種別プロパティ(日付型)※2 |
''(空文字)※2 |
16 |
文書種別プロパティ(文字列型)※2 |
''(空文字)※2 |
17 |
文書種別プロパティ(マスタ型)※2 |
''(空文字)※2 |
18 |
文書種別プロパティ(長文字列型)※2 |
''(空文字)※2 |
- 注※1
- 文書のプロパティにユーザプロパティを設定した場合に有効となります。
- 注※2
- 文書種別の「文書作成時に指定するプロパティ」を設定した場合に有効になります。なお,システム管理者が初期設定値を指定した場合は,その指定値がデフォルト値として設定されます。
(7) 画面の参照個所
参照したい画面に応じて,次の表に示す個所を参照してください。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2006, 2014, Hitachi Solutions, Ltd.