JP1/ServerConductorでは,管理サーバや管理対象サーバで発生したアラート情報を,通知アラートとして管理コンソールに表示できます。また,過去に発生したアラートをログに保存しておき,必要なときに参照できます。
JP1/ServerConductorでのアラート情報の表示を次の図に示します。
図2-1 アラート情報の表示
![[図データ]](FIGURE/SM063200.GIF)
参照できるアラートログの種類を次に示します。
- サーバアラートログ
- 管理対象サーバで発生したすべてのアラートが格納されているログです。
- BIOSポストログ
- 管理対象サーバの起動時にBIOSが検出したエラーが格納されているログです。
- SVPログ
- SVPが検知したアラートが格納されているログです。このログはSVPから直接取得するため,管理対象サーバの電源が入っていない場合でも参照できます。なお,BladeSymphonyでのSVPログは,サーバシャーシからだけ取得できます。
- 装置ログ
- IOEUで発生したアラートが格納されているログです。
- マネージャアラートログ
- 管理サーバで発生したアラートが格納されているログです。
ここでは,通知アラートを管理コンソールに表示する方法,および各種アラートログを参照する方法について説明します。
- 注意
- 検出できるアラート情報は管理対象によって異なります。検出できるアラート情報の詳細については,Invent.xlsを参照してください。
- HP-UXサーバの場合,HP-UX EMSから通知されたEMSイベントがアラートとして通知され,アラートログとして記録されます。ただし,次の場合は,EMSイベントを受信できません。
・エージェントサービスが停止している場合
・環境設定コマンドでAgtEmsFuncをFalseに設定した場合
この場合,発生したEMSイベントは,アラート通知およびアラートログへの記録ができません。この間に発生したEMSイベントは,HP-UX EMSのログまたはsyslogで確認してください。HP-UX EMS連携の設定はsmheditコマンドで設定します。smheditコマンドの詳細については,マニュアル「JP1 Version 9 JP1/ServerConductor/Blade Server Manager系 リファレンス」に記載されているsmheditコマンドを参照してください。
なお,環境設定コマンドで環境設定を変更すると,エージェントサービスが再起動されます。再起動の間はEMSイベントを受信できません。
- <この節の構成>
- 2.3.1 通知アラートを表示する
- 2.3.2 サーバアラートログを表示する
- 2.3.3 BIOSポストログを表示する
- 2.3.4 SVPログを表示する
- 2.3.5 装置ログを表示する
- 2.3.6 マネージャアラートログを表示する
- 2.3.7 未通知アラートを表示する
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