JP1/ServerConductor/Blade Server Manager系 設計・構築ガイド

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付録C.1 Windowsの場合

Windowsのタスクマネージャのプロセスに表示されるプロセス名を次に示します。

プロセスは,プロセス名のアルファベット順に記載しています。また,プロセス名の()には,同時に実行できるプロセス数を示します。

<この項の構成>
(1) BSM
(2) Agent
(3) Advanced Agent

(1) BSM

BSMの各プロセスのプロセス名とその機能を,コンポーネント単位に次の表に示します。

表C-1 BSMのプロセス名と機能(Windowsの場合)

プロセス名※1 機能 子プロセスとなるサービスプログラム 機能 コンポーネント名
SmGwSvc.exe (1) Webサーバとマネージャサービス間の中継
(サービス表示名:SM_GwSvc)
Webコンソールサービス
Smsvc.exe (3)※2 BSMのプロセス管理 MgrSvc.exe (1) エージェント管理
(サービス表示名:SM_MgrSvc)※3
マネージャサービス
RcIMEventSvc.exe (1) JP1/IM連携
(サービス表示名:Sm_IMEventSvc)※4
マネージャサービス
SmAltAct.exe (1) アラート受信時のプログラムの起動
(サービス表示名:SM_AlertAction)
アラートアクションサービス

(凡例)
−:該当しない

注※1
プロセス名は[Windows タスクマネージャ]の[プロセス]タブから確認できます。

注※2
Smsvc.exeは,動作するサービスの数だけ起動します。

注※3
ネットワークスイッチと連携したN+1コールドスタンバイ機能の切り替えを使用すると,JP1/Cm2/NCのプロセスが動作します。

注※4
Windows XPおよび32bit Windows Server 2003でJP1/IM連携機能を使用する場合に動作します。Windows Server 2008以降ではSm_IMEventSvcサービスはインストールされません。

(2) Agent

Agentの各プロセスのプロセス名とその機能を,コンポーネント単位に次の表に示します。

表C-2 Agentのプロセス名と機能(Windowsの場合)

プロセス名※1 機能 子プロセスとなるサービスプログラム 機能 コンポーネント名 機種
HA8000 Blade
Symphony
IA32
Blade
Symphony
IPF
dmrcagnt.exe (2)※3 リモートコントロールの実行
(サービス表示名:Remote Control Agent)
リモートコントロールサービス ×
SmGetCpu.exe (1)※4 CPU使用率超過の監視
(サービス表示名:SM_GetCpuSvc)
エージェントサービス ×
SmAgtProvider.exe (1) ハードウェア障害の監視
(サービス表示名:SM_AgtProvider)
エージェントサービス ×
SMPltfCI.exe (1) ハードウェア障害の監視
(サービス表示名:SMPltfCI)
エージェントサービス ※2 × ×
Smsvc.exe (5)※5 Agentのプロセス管理 AgtSvc.exe (1) サーバ状態の監視
(サービス表示名:SM_AgtSvc)
エージェントサービス × ×
LcMgr.exe (1) エージェント管理
(サービス表示名:SM_LcMgr)
ローカルコンソールサービス ×
SmAgent.exe (1) サーバ状態の監視
(サービス表示名:SM_AgtSvc)
エージェントサービス ×
SmAltAct.exe (1) アラート受信時のプログラムの起動
(サービス表示名:SM_AlertAction)
アラートアクションサービス ×
smsaci.exe (1) インベントリ情報の収集
(サービス表示名:SM_CI)
エージェントサービス × ×
WIN32SL.exe (1) DMIサービスレイヤ
(サービス表示名:Win32sl)
エージェントサービス × ×

(凡例)
○:存在する
×:存在しない
−:該当しない

注※1
プロセス名は[Windows タスクマネージャ]の[プロセス]タブから確認できます。

注※2
ベースボード管理モジュール(BMC)搭載モデルのHA8000の機種が該当します。

注※3
JP1/NETM/Remote Controlのプロセスです。

注※4
コンソールサービスまたはローカルコンソールサービスでCPU使用率超過通知のしきい値の設定項目[使用率をチェックする]が有効である場合に常駐プロセスとなります。
使用率に関する設定項目は,[ホスト管理]ウィンドウの[設定]メニューから[エージェントサービス設定]−[設定]を選択して表示される[エージェントサービス設定]ダイアログボックスの[使用率超過通知]タブで設定します。

注※5
Windows Server 2003(IPF),またはWindows Server 2008(IPF)の場合,プロセス名はSmSvc64.exeになります。また,Smsvc.exe(SmSvc64.exe)は,動作するサービスの数だけ起動します。

(3) Advanced Agent

Advanced Agentの各プロセスのプロセス名とその機能を,コンポーネント単位に次の表に示します。

表C-3 Advanced Agentのプロセス名と機能(Windowsの場合)

プロセス名※1 機能 子プロセスとなるサービスプログラム 機能 コンポーネント名 機種
HA8000 Blade
Symphony
IA32
Blade
Symphony
IPF
Smsvc.exe (1) Advanced Agentのプロセス監視 Clsci.exe (1) クラスタ情報の監視
(サービス表示名:SM_ClusterCI)※2
クラスタ管理エージェントサービス × ×
SmSvpWatchdog.exe (1)※3 SVP機能の監視
(サービス表示名:SM_SvpWatchdog)
SVP管理エージェントサービス ※4
SmSnmpTR.exe(1)※5 SNMP Trapの通知 SNMPトランスレータエージェントサービス × ×

(凡例)
○:存在する
×:存在しない
−:該当しない

注※1
プロセス名は[Windows タスクマネージャ]の[プロセス]タブから確認できます。

注※2
SM_ClusterCIサービスを起動するために,SM_ClsCiCtrlSvcサービス(SmCtlSvc.exe)が起動してきますが,起動後すぐに停止します。

注※3
BMC環境設定ユティリティ(BladeSymphonyの場合)またはSVP PCI設定ユティリティ(HA8000の場合)で[障害監視をする]にチェックをしていない場合,サービスが登録されるだけで動作しません。
また,SVPボードを搭載しているHA8000の場合,[障害監視をする]のチェックに関わらずサービスが登録されるだけで動作しません。

注※4
Advanced Agentが08-60以降の場合,SVPボード機能(SVPをオンボードに標準搭載)を持つHA8000だけが該当します。そのほかの条件では,サービスが登録されるだけで動作しません。

注※5
SNMPサービスが動作している場合に常駐します。