JP1/ServerConductor/Blade Server Manager系 設計・構築ガイド

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4.2.5 マネージャサービスをクラスタシステム上に構築する前の準備

マネージャサービスをクラスタシステム上に構築する場合,BSMをインストールする前に,クラスタグループおよびリソースの登録をしておいてください。クラスタグループおよびリソースの登録手順およびインストール前の注意事項を次に示します。

<この項の構成>
(1) クラスタグループおよびリソースの登録
(2) マネージャサービスをクラスタシステム上にインストールする前の注意事項

(1) クラスタグループおよびリソースの登録

(a) Windows Server 2003の場合

MSCSのクラスタアドミニストレータを使用して,BSM用のクラスタグループを作成し,次のリソースを登録してください。

この例では,次の名前で作成します。

項番 項目 この例での値
1 クラスタグループ BSMグループ
2 IPアドレスリソース BSM_クラスタIPアドレス
3 ネットワーク名リソース BSM_ネットワーク
4 共有ディスクリソース BSM_共有ディスク

BSM用のクラスタグループには,これ以外のリソースは登録しないでください。また,既存のクラスタグループにBSMの各リソースを追加しないで,新規にクラスタグループを作成してください。

(b) Windows Server 2012,またはWindows Server 2008の場合

Windows Server 2012,またはWindows Server 2008の場合は,次の手順に従ってクラスタを作成してください。ここでは,クラスタ名を「BSM2008」,実行系サーバ(Node01-CLS)と待機系サーバ(Node02-CLS)がドメイン「test.local」に属しているものとして説明します。

  1. 実行系サーバでフェールオーバークラスタ管理またはフェールオーバークラスタマネージャーを起動し,次の設定でクラスタを作成する
    • 追加するサーバ
      Node01-CLS.test.local(実行系サーバ)
      Node02-CLS.test.local(待機系サーバ)
    • クラスタ管理用のアクセスポイント
      クラスタ名:BSM2008
      IPアドレス:論理IPアドレス
  2. 待機系サーバでフェールオーバークラスタ管理またはフェールオーバークラスタマネージャーを起動し,手順1で作成したクラスタを管理するように設定する
  3. フェールオーバークラスタ管理またはフェールオーバークラスタマネージャーで,クォーラム構成を設定する
    クォーラム構成は,ご使用の環境に合わせて設定してください。
  4. フェールオーバークラスタ管理またはフェールオーバークラスタマネージャーで,記憶域に共有ディスクを追加する
    共有ディスクは,ご使用の環境に合わせて追加してください。

(2) マネージャサービスをクラスタシステム上にインストールする前の注意事項