JP1/Cm2/SNMP System Observer
- イベント発行の抑止
統合スコープ連携をする場合,ssoapmonデーモンプロセスおよびssocolmngデーモンプロセスの動作定義ファイル(ssoapmon.defおよびssocolmng.def)で,しきい値監視についてのイベント発行を抑止しないでください。統合スコープ連携時のデーモンプロセス動作定義ファイルの注意事項を,次の表に示します。
表8-1 統合スコープ連携時のデーモンプロセス動作定義ファイルの注意事項
また,イベントフィルタ定義ファイルで,イベント発行を抑止しないでください。統合スコープ連携時のイベントフィルタ定義ファイルの注意事項を,次の表に示します。
ファイル名 キー名 制限 ssoapmon動作定義ファイル
(ssoapmon.def)threshold-event offを設定しないでください。
offを設定すると,プロセス状態変更イベント,サービス状態変更イベントおよびアプリケーション状態変更イベントが発行されなくなるため,JP1/IM上のプロセスおよびサービス監視状態が正しく更新されません。source-name offを設定しないでください。
イベント中のvariable bindingsにソース名が存在しないと正しく処理できません。ssocolmng動作定義ファイル
(ssocolmng.def)threshold-event offを設定しないでください。
offを設定すると,リソースしきい値監視状態変更イベントが発行されなくなるため,JP1/IM上のリソース監視状態が正しく更新されません。
表8-2 統合スコープ連携時のイベントフィルタ定義ファイルの注意事項
定義ファイル名 イベント種別 キー名および設定値 イベントフィルタ定義ファイル(ssoevtfilter.conf) リソース状態変更イベント 次のイベントキーにoffを設定しないでください。
offを設定すると,リソースしきい値監視状態変更イベントが発行されなくなるため,JP1/IM上のリソース監視状態が正しく更新されません。
- SSO_Resource_Monitor_Warning
- SSO_Resource_Monitor_Critical
監視状態変更イベント 次のイベントキーにoffを設定しないでください。
offを設定すると,プロセス状態変更イベント,サービス状態変更イベントおよびアプリケーション状態変更イベントが発行されなくなるため,JP1/IM上のプロセスおよびサービス監視状態が正しく更新されません。
- SSO_Process_Status_Unknown_to_Critical
- SSO_Process_Status_Normal_to_Critical
- SSO_Service_Status_Unknown_to_Critical
- SSO_Service_Status_Normal_to_Critical
- SSO_Application_Status_Unknown_to_Warning
- SSO_Application_Status_Unknown_to_Critical
- SSO_Application_Status_Normal_to_Warning
- SSO_Application_Status_Normal_to_Critical
- SSO_Application_Status_Warning_to_Critical
- SSO_Application_Status_Critical_to_Warning
- SSOとJP1/IMとの接続について
SSOとJP1/IMを連携する際にssoapmon動作定義ファイルおよびssocolmng動作定義ファイルのmax-clientキー設定値が,同時に接続しているGUIおよびコマンドの総数に満たない場合,ssoapmonデーモンプロセスおよびssocolmngデーモンプロセスとの接続に失敗します。その場合は,ssoapmon動作定義ファイルおよびssocolmng動作定義ファイルのmax-clientキー設定値に,1プラスした値を設定したあと,再度JP1/IMと連携してください。ssoapmon動作定義ファイルおよびssocolmng動作定義ファイルについては,「7.3.7 ssoapmon動作定義ファイル(ssoapmon.def)」,「7.3.8 ssocolmng動作定義ファイル(ssocolmng.def)」を参照してください。
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