JP1/Cm2/SNMP System Observer
ポート番号定義ファイルには,SSOが使用するポート番号を定義します。
- <この項の構成>
- (1) 書式
- (2) 定義内容
- (3) 注意事項
(1) 書式
ポート番号定義ファイルには,各プロセスおよびコマンドをキー名として記述し,後ろにポート番号を指定します。なお,ファイル内に同じ項目に対する定義がある場合,あとに記述されている定義を有効とし,先に記述されている定義は無視します。
(2) 定義内容
定義内容を次の表に示します。定義を記述する場合は,この表の順序に従ってください。なお,ポート番号は1〜65535の範囲で,ほかのポート番号と衝突しない番号を指定してください。
また,GUIまたはコマンドによるリモート接続を行う場合は,接続元と接続先それぞれのポート番号定義ファイルで,各デーモンプロセスに対して同一のポート番号を指定する必要があります。
キー名 値 ssocolmng:
《20086》ssocolmngデーモンプロセスとリソースブラウザウィンドウ,リソース収集条件設定ウィンドウ,リソース収集条件参照ウィンドウ,リソース収集データ参照ウィンドウ,ssocolmng,ssocolset,ssocolstart,ssocolstop,ssocolshow,ssodbcheck,ssodbdel,およびssoextractlogコマンドとの接続で使用するポート番号を指定します。この番号は,ssocolmngデーモンプロセスがバインドします。 ssocollectd:
《20223》ssocollectdデーモンプロセスとssocollectdコマンドおよびssocolmngデーモンプロセスとの接続で使用するポート番号を指定します。このポート番号は,ssocollectdデーモンプロセスがバインドします。 ssoapmon:
《20147》ssoapmonデーモンプロセスとプロセス監視条件設定ウィンドウ,プロセス監視条件参照ウィンドウ,プロセスモニタ,ssopsset,ssopsstart,ssopsstop,およびssopsshowコマンドとの接続で使用するポート番号を指定します。このポート番号は,ssoapmonデーモンプロセスがバインドします。 ssoapcom:
《20228》ssoapmonデーモンプロセスとssoapcomコマンドとの接続で使用するポート番号を指定します。このポート番号は,ssoapmonデーモンプロセスがバインドします。 ssoapmevt:
《20264》ssoapmonデーモンプロセスとAPMとの接続で使用するポート番号を指定します。このポート番号は,ssoapmonデーモンプロセスがバインドします。APMのイベントTCP通知定義ファイル(apmtcpsend.conf)の設定キー「TCPSPORT」には,ここで設定した番号を指定してください。 ssospmdcmd:《20391》 ssospmdデーモンプロセスとssospmd,ssostart,ssostop,ssostatus,およびssobackupコマンドとの接続で使用するポート番号を指定します。このポート番号は,ssospmdデーモンプロセスがバインドします。 ssospmdcpro:《20392》 ssospmdデーモンプロセスとssocollectd,ssocolmng,ssoapmon,ssorptd,およびssoconsoledデーモンプロセスとの接続で使用するポート番号を指定します。このポート番号は,ssospmdデーモンプロセスがバインドします。 ssorptd:《22297》 ssorptdデーモンプロセスとレポート条件設定ウィンドウ,およびssorptdデーモンプロセスとssodemandrptコマンドとの接続で使用するポート番号を指定します。このポート番号は,ssorptdデーモンプロセスがバインドします。 ssoconsoleweb:《20393》 SSOコンソールとWebブラウザとのHTTP接続,およびSSOコンソールとssoconsoledコマンドとの接続で使用するポート番号を指定します。このポート番号は,SSOコンソールのWebサーバプロセス(httpsd)がバインドします。 ssoconsolec:《20394》 SSOコンソールのWebサーバとWebコンテナとの接続で使用するポート番号を指定します。このポート番号はSSOコンソールの内部処理用で,SSOコンソールのWebコンテナプロセス(cjstartweb)がバインドします。 ssoconsoles:《20395》 SSOコンソールのWebコンテナ管理用ポート番号を指定します。このポート番号は,SSOコンソールの内部処理用で,SSOコンソールのWebコンテナプロセス(cjstartweb)がバインドします。 ssotrapd:《20396》 ssotrapdデーモンプロセスとssotrapdコマンドおよびssoapmonデーモンプロセスとの接続で使用するポート番号を指定します。このポート番号は,ssotrapdデーモンプロセスがバインドします。
(3) 注意事項
ポート番号定義ファイルの設定内容を変更する前に,SSOを停止してください。SSO起動中に「ssospmdcmd」の設定値を変更すると,起動・停止コマンド(ssostart・ssostop)や状態表示コマンド(ssostatus),バックアップコマンド(ssobackup)およびssospmd -rコマンドが実行できなくなります。
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