JP1/Cm2/SNMP System Observer
レポートを作成するには,まず,レポート設定ウィンドウでレポート条件を定義するか,またはレポート定義ファイルを作成します。その後,レポート設定ウィンドウまたはssodemandrptコマンドでレポートの作成を実行します。レポート作成を実行すると,レポート定義ファイルのレポート条件の数だけssoextractlogコマンドを起動して収集データを抽出し,CSV形式またはHTML形式のレポートファイルを作成します。レポート作成の仕組みを次に示します。
図2-13 レポート作成の仕組み
- <この項の構成>
- (1) レポートファイルの形式
- (2) レポートファイルの構成
レポートファイルには,CSV形式とHTML形式の2種類があります。CSV形式のレポートでは,指定された期間内のリソース収集データの最大値,最小値,平均値を出力できます。
HTML形式のレポートでは,表形式またはグラフ形式でレポートを出力できます。表形式のレポートでは,指定された期間内のリソース収集データの最大値,最小値,平均値を出力します。
グラフ形式のレポートでは,グラフの凡例とグラフを出力します。グラフの種類は,次の中から選択できます。
- 折れ線グラフ
- ヒストグラム
- 集合縦棒グラフ
- 積み上げ縦棒グラフ
- 円グラフ
レポートファイルは,レポートヘッダ部分および一つ以上のレポートを含むレポート部分で構成されます。レポートファイルの構成例を,次の図に示します。
図2-14 レポートファイルの構成例
HTML形式のレポートファイルの場合は,インデックスをクリックすると,該当するレポートが表示されます。
レポートファイルを作成する場合は,レポート定義ファイルでレポート条件を定義します。レポート条件とは,レポートに出力する収集データやレポートの表示形式などのことです。レポート定義ファイルと,レポートファイルの関係を次の図に示します。
一つのレポート定義ファイルから,一つのレポートファイルが作成されます。レポート定義ファイルには,複数のレポート条件を定義できるため,複数のサーバやリソースのレポートを,一つのレポートファイルに表示できます。
レポート対象,レポート期間,レポートの形式などはWebブラウザから設定できます。
CSV形式のレポートでは,指定された期間内のリソース収集データの最大値,最小値,平均値を出力します。
HTML形式のレポートでは,グラフ形式または表形式で出力できます。
- 表形式のレポート:指定された期間内のリソース収集データの最大値,最小値,平均値
- グラフ形式のレポート:グラフの凡例と,グラフ
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