JP1 Version 9 JP1/IT Desktop Management 運用ガイド
フィルタの設定をインポートするioutils importfilterコマンドについて説明します。
エクスポートしたフィルタをインポートします。インポートできるファイルは、フィルタをエクスポートしたファイルだけです。
複数のJP1/IT Desktop Managementシステムを構築している場合、あるシステムのフィルタをほかのシステムに流用できます。
なお、このコマンドは管理用サーバ上で実行してください。
ioutils△importfilter△-import△インポートするファイル名[△-name△フィルタ名][△-s]
- -import△インポートするファイル名
- インポートするXMLファイル名を、259バイト以内の絶対パスで指定します。
- -name△フィルタ名
- インポートするフィルタ名を指定します。フィルタ名を省略した場合、エクスポート時のフィルタ名で登録されます。
- -s
- 同じ名称のフィルタがすでに存在しても、確認しないで上書きします。引数を省略した場合、同じ名称のフィルタが存在すると、上書き確認のメッセージを出力し、管理者の応答に応じて入力を中止または上書きします。
JP1/IT Desktop Managementのインストール先フォルダ\mgr\bin\
JP1/IT Desktop Managementが提供するコマンドプロンプトを使用すると、実行ファイルの格納先を指定しないでコマンドを実行できます。
Administrator権限を持つユーザーで実行してください。
管理用サーバのOSがWindows 7、Windows Server 2008の場合、権限を昇格する必要があります。
- このコマンドを実行するには、管理用サーバが開始している必要があります。
- このコマンドは、管理用サーバのセットアップが完了している状態で実行してください。
- このコマンドは、同時に複数実行できません。
- このコマンドは、exportdbコマンド、importdbコマンド、reorgdbコマンド、またはstopserviceコマンドと同時に実行できません。
ioutils importfilterコマンドの戻り値を次の表に示します。
戻り値 説明 0 コマンドが正常に終了しました。 11 コマンドの引数の指定形式に誤りがあります。 12 指定されたフォルダが不正、ディスク容量が不足、またはフォルダがありません。 31 ほかのコマンドを実行中です。 51 コマンドの実行権限がありません。 54 管理用サーバがセットアップされていません。 77 指定されたフィルタ名が不正です。 80 インポートするファイルの形式が不正です。 84 エクスポート元とインポート先の追加資産管理項目が不整合です。 101 メモリ不足、またはそのほかの要因でコマンド実行に失敗しました。 120 データベースのアクセスエラーです。 150 そのほかのエラーでコマンドの実行が中断しました。 C:\temp\にエクスポート済みのハードウェア資産のフィルタ「exportfilter.xml」を、「滅却予定のPC」としてインポートする場合のコマンドの使用例を次に示します。
ioutils importfilter -import C:\temp\exportfilter.xml -name 滅却予定のPC -s
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