JP1 Version 9 JP1/IT Desktop Management 導入・設計ガイド
JP1/IT Desktop Managementのデータフォルダのディスクの最大容量について説明します。
この表に記載してある以外に、運用のために作業用として使用する、「ローカルデータフォルダ」用として1ギガバイトの空き容量を用意することを推奨します。また、JP1/IT Desktop Managementは次の表に記載してある以外にもさまざまな情報を保持していますが、比較的容量が小さいため、見積もりの際にはあまり影響はありません。
データフォルダ 保存されるデータ 保存期間 最大容量 データベースフォルダ 次に示す、管理用サーバで使用する情報
- セキュリティポリシー
- グループ
- エージェント設定
削除するまで保存されます。 0.5ギガバイト 次に示す資産情報
- ハードウェア資産情報
- 管理ソフトウェア情報
- ソフトウェアライセンス情報
- 契約情報
削除するまで保存されます。 5ギガバイト
実際は、登録した件数だけ容量が増えるため、5ギガバイトを超えることがあります。
また、次の情報を登録していることを想定しています。各情報には、追加管理項目がないこと、およびサイズの大きなファイルを多数登録していないことを想定しています。サイズの大きなファイルを多数登録して管理する場合は、十分な容量を別途確保してください。
- ハードウェア資産情報20,000件
- 管理ソフトウェア情報500件
- ソフトウェアライセンス情報100件
- 契約情報100件
管理対象の機器の機器情報 削除するまで保存されます。 10ギガバイト
管理対象の機器が10,000台の場合を想定しています。イベント 最大容量に達するまで保存されます。超過したら、古いイベントから削除されます。 (250×所有ライセンス数10,000 + 10,000)×1.5 キロバイト=約4ギガバイト
次の場合を想定しています。
- 管理対象の機器1台当たり、1日に発生するイベントが250件
- 所有ライセンス数(管理対象の機器)が10,000台
- 管理対象の機器の台数に関係なく1日に発生するイベントが10,000件
- イベント1件当たりの容量が1.5キロバイト
保存期間として指定した期間分のレポート 指定した1~10年の範囲で保存されます。 10ギガバイト
レポートを10年間保存した場合を想定しています。データフォルダ 配布機能で使用されるパッケージ 削除するまで保存されます。 約10ギガバイト
10メガバイトのパッケージが1,000件登録されている場合を想定しています。操作ログのデータベースフォルダ 不審操作に関する操作を取得対象にする場合の操作ログ(操作ログ一覧で参照できる操作ログのうち、保管先から取り込んでいないもの) 次のうち、どちらか早い方のタイミングまで保存されます。自動保存の設定をしておくと、削除される際に、古い操作ログが操作ログの保管先に自動保管されます。
- 操作ログが最大件数に達するまで
最大件数は、エージェント導入済みのコンピュータ(台)×2,700(件/日/台)×30(日)です。最大件数を超過したら、古い操作ログから削除されます。- 操作ログが500日分取得されるまで
500日を超過したら、古い操作ログから削除されます。
- 操作ログが最大件数に達するまで
30日×管理対象のコンピュータ3,000台×80キロバイト=7.2ギガバイト※1- 操作ログが500日分取得されるまで
7.2ギガバイトすべての操作を取得対象にする場合の操作ログ(操作ログ一覧で参照できる操作ログのうち、保管先から取り込んでいないもの) 次のうち、どちらか早い方のタイミングまで保存されます。自動保存の設定をしておくと、削除される際に、古い操作ログが操作ログの保管先に自動保管されます。
- 操作ログが最大件数に達するまで
最大件数は、エージェント導入済みのコンピュータ(台)×2,700(件/日/台)×30(日)です。最大件数を超過したら、古い操作ログから削除されます。- 操作ログが500日分取得されるまで
500日を超過したら、古い操作ログから削除されます。
- 操作ログが最大件数に達するまで
30日×管理対象のコンピュータ3,000台×1.5メガバイト=135ギガバイト※2- 操作ログが500日分取得されるまで
135ギガバイト操作ログ一覧で参照するために、保管先から取り込んだ操作ログ 削除するまで保存されます。 500日×エージェント導入済みのコンピュータの台数×1.5メガバイト※3 操作ログの保管先フォルダ 自動バックアップされた操作ログ 自動保管の設定をしている場合に、「操作ログのデータベースフォルダ」から超過した分を1日1回保管し、削除するまで保存されます。
なお、操作ログを取り込んで、操作ログ一覧から参照する場合に、「操作ログのデータベースフォルダ」に取り込まれますが、「操作ログの保管先フォルダ」の操作ログは削除されません。容量の上限はありません。※2
管理者が決めた保管期間(日)×エージェント導入済みのコンピュータ(台)×1.5(メガバイト/日/台)×圧縮率0.5を目安に保管先のフォルダを用意してください。
- 注※1
- 次の状況を想定しています。
- コンピュータごとの1日当たりの操作ログの容量を80キロバイトとする。
- 不審操作に関連する操作ログをすべて取得することとする。
- 注※2
- 次の状況を想定しています。
- コンピュータごとの1日当たりの操作ログの容量を1.5メガバイトとする。
- すべての操作の操作ログを取得することとする。
- 注※3
- 次の状況を想定しています。
- 保管先から操作ログを取り込む期間を500日とする。
- コンピュータごとの1日当たりの操作ログの容量を1.5メガバイトとする。
- すべての操作の操作ログを取得することとする。
- 計算の詳細については、「4.5.4 操作ログのデータベースに必要なディスク容量の目安」を参照してください。
この表に記載してある以外に、運用のために作業用として使用する、「ローカルデータフォルダ」用として1ギガバイトの空き容量を用意することを推奨します。また、JP1/IT Desktop Managementは次の表に記載してある以外にもさまざまな情報を保持していますが、比較的容量が小さいため、見積もりの際にはあまり影響はありません。
データフォルダ 保存されるデータ 保存期間 最大容量 データベースフォルダ サイトサーバで使用する管理情報 削除するまで保存されます。 容量の上限はありません。
日数×接続するコンピュータの台数×150キロバイトを目安に、フォルダを用意してください。データフォルダ 次に示す情報
- 配布機能で使用されるパッケージ
- エージェント、ネットワークモニタエージェントなどのプログラム
- セキュリティポリシー
削除するまで保存されます。 約10ギガバイト
管理用サーバに登録されたパッケージと同じデータが格納されます。管理用サーバには、10メガバイトのパッケージが1,000件登録されると想定しています。操作ログのデータフォルダ 操作ログ 削除するまで保存されます。 容量の上限はありません。
日数×接続するコンピュータの台数×1.5メガバイトを目安に、保管先のフォルダを用意してください。
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