JP1/NETM/Asset Information Manager 設計・構築ガイド
監査ログの出力形式,出力先,出力項目,および出力例について説明します。
監査ログの出力形式は,監査ログのフォーマットであることを示す「CALFHM」,監査ログのリビジョン番号,該当する出力項目の順で出力されます。
監査ログの出力形式を次の図に示します。
図G-1 監査ログの出力形式
監査ログは,[サーバセットアップ]ダイアログの「監査ログ出力先フォルダ名」で設定したフォルダに出力されます。デフォルトでは,次に示すフォルダが設定されています。
Asset Information Managerのインストール先フォルダ\auditlog
[サーバセットアップ]ダイアログで監査ログの出力先を設定する方法については,「5.3.4 基本情報の設定」の監査ログ出力先フォルダ名の説明を参照してください。
出力項目は,共通出力項目と固有出力項目の2種類があります。それぞれについて説明します。
共通出力項目に出力される値および内容を,次の表に示します。
表G-2 監査ログの共通出力項目
項番 | 出力項目 | 値 | 内容 | |
---|---|---|---|---|
項目名 | 出力される属性名 | |||
1 | 共通仕様識別子 | − | 「CALFHM」 | 監査ログのフォーマットであることを示す識別子 |
2 | 共通仕様リビジョン番号 | − | X.X | 監査ログを管理するためのリビジョン番号 |
3 | 通番 | seqnum | 通番 | 監査ログの通し番号 |
4 | メッセージID | msgid | KDAMxxxx-x | 製品ごとのメッセージID |
5 | 日付・時刻 | date | YYYY-MM-DDThh:mm:ss.sssTZD※ | 監査ログの取得日時およびタイムゾーン |
6 | 発生プログラム名 | progid | 「jp1netmaim」 | 事象が発生したプログラム名 |
7 | 発生コンポーネント名 | compid |
|
事象が発生したコンポーネント名 |
8 | 発生プロセスID | pid | プロセスのID | 事象が発生したプロセスID |
9 | 発生場所 | ocp:host | ホスト名 | 事象が発生したホスト名 なお,ホスト名を取得できない場合は,値が表示されません。 |
10 | 事象の種別 | ctgry |
|
監査ログに出力される事象を分類するための識別子 |
11 | 事象の結果 | result |
|
発生した事象の結果 |
12 | サブジェクト識別情報 | subj:euid | Windowsのアカウント | 事象を発生させたユーザの情報 |
subj:uid | Asset Information ManagerのユーザID |
固有出力項目に出力される値および内容を,次の表に示します。
表G-3 監査ログの固有出力項目
項番 | 出力項目 | 値 | 内容 | |
---|---|---|---|---|
項目名 | 出力される属性名 | |||
1 | オブジェクト情報 | obj |
|
事象を発生させたファイルやDBの情報 |
2 | 動作情報 | op※ |
|
事象を発生させたユーザの操作の情報 |
3 | テーブル名 | obj:table※ |
|
管理情報名 |
4 | 自由記述 | msg※ | 任意のメッセージ | 事象の内容を示すメッセージ |
Asset Information Managerにログインして,サーバセットアップを実行した場合の出力例を示します。
この場合に実行した操作を次に示します。
出力される監査ログの例を,次に示します。
図G-2 出力される監査ログの例
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