JP1/NETM/Asset Information Manager 設計・構築ガイド

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11.3.4 トラブル発生後に制限される機能

資産管理システムでトラブルが発生した場合,資産管理サーバからメッセージの種別「E」のメッセージが出力されます。トラブルの発生によって,制限される資産管理システムの機能を次に説明します。

<この項の構成>
(1) 緊急・重度のシステムトラブルが発生した場合
(2) 緊急・重度以外のシステムトラブルが発生した場合
(3) 運用上のトラブルが発生した場合
(4) 一時的なトラブルが発生した場合

(1) 緊急・重度のシステムトラブルが発生した場合

トラブルの回復が望めない,または稼働し続けることで情報を破壊するおそれがある緊急・重度のシステムトラブルが発生した場合,資産管理システムのすべてのサービスが閉塞されます。

緊急・重度システムトラブルを次に示します。

(2) 緊急・重度以外のシステムトラブルが発生した場合

トラブルの回復には時間が掛かりますが,稼働を続けても情報が破壊されるおそれはない緊急・重度以外のシステムトラブルが発生した場合,トラブルが検出された実行中の処理が打ち切られます。

緊急・重度以外のシステムトラブルを次に示します。

(3) 運用上のトラブルが発生した場合

次に示す資産管理システムの運用上のトラブルが発生した場合,資産管理システムのサービスなどの閉塞はありません。

(4) 一時的なトラブルが発生した場合

時間を置いてから再度実行することで回復できる可能性のある一時的なトラブルが発生した場合,トラブルが検出された実行中の処理が打ち切られ,セッションが解放されます。

一時的なトラブルの例を次に示します。