ここでは，Form Designerの各部の名称および使い方について説明します。

Form Designerを次の図に示します。

図10-8　Form Designer

Form Designerでは，案件画面を構成する項目（オブジェクト）と案件画面（ウィンドウ）の属性を設定します。

• メニュー
  「オブジェクト」メニューをクリックすると，オブジェクトの種類がカスケードメニューに表示されます。挿入したいオブジェクトを選択すると，オブジェクトが編集領域に挿入されます。
  オブジェクトは，「オブジェクト」メニューでだけ挿入できます。Microsoft Internet Explorerのメニューでのはり付けはできません。
  「ウィンドウ」メニューをクリックすると，ウィンドウの属性を設定する項目がカスケードメニューに表示されます。
  「属性操作」メニューをクリックすると，オブジェクトのスタイル属性をコピーおよびはり付けするためのメニューが表示されます。編集領域で選択しているオブジェクトのスタイルをコピーし，別のオブジェクトにはり付けます。
  
• 編集領域
  実際に案件を使用するときに，案件画面として表示される領域です。大きさや背景色を「ウィンドウ」メニューで設定し，「オブジェクト」メニューから追加した各オブジェクトを配置して，スタイル属性やオブジェクト属性を設定します。
  
• オブジェクトの位置情報
  編集領域で選択しているオブジェクトの位置情報が，ピクセル単位で表示されます。この位置情報を使用して，オブジェクトの位置をそろえることができます。
  
• スタイル属性
  オブジェクトの色やフォントなどのスタイルを設定します。編集領域で選択しているオブジェクトに対して，設定できる項目だけが表示されます。
  
• オブジェクト属性
  実際に案件を使用するときに，各オブジェクトに指定される内容に合わせて，データ型，最大値，最小値，初期値などを設定します。また，各作業者の処理内容に合わせて，必須項目や，画面上に表示するかどうかなども設定します。
  編集領域で選択しているオブジェクトに対して，設定できる項目だけが表示されます。