JP1/NETM/Asset Information Manager 設計・構築ガイド

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9.2.3 管理項目を追加する

独自の管理項目を追加して,操作画面から実行する資産管理業務を拡張できます。

管理項目を追加する場合は,拡張するために用意されたプロパティ「固有情報」を利用します。このプロパティ「固有情報」には,管理できる情報のタイプによって次の5種類があります。追加したい情報に合わせて選択してください。

(1)以降で,「固有情報Fieldxxx」,「固有情報Area」,「固有情報Code」,「固有情報Uint」,「固有情報Date」のそれぞれについて,管理項目の追加例を示します。

<この項の構成>
(1) 管理項目の追加例(固有情報Fieldxxxの場合)
(2) 管理項目の追加例(固有情報Areaの場合)
(3) 管理項目の追加例(固有情報Codeの場合)
(4) 管理項目の追加例(固有情報Uintの場合)
(5) 管理項目の追加例(固有情報Dateの場合)

(1) 管理項目の追加例(固有情報Fieldxxxの場合)

資産をグループに分けて管理するために,資産情報に「グループ」という項目を追加する場合を例に,管理項目を追加する手順を次に示します。

  1. 「管理クラス」の「AssetInfo」のアンカーをクリックする。
    「AssetInfo」のプロパティの一覧が表示されます。
  2. 「プロパティ」の「UserPropertyField128_1」のアンカーをクリックする。
    次の図に示す,プロパティの編集ダイアログが表示されます。

    図9-6 プロパティの編集ダイアログ(UserPropertyField128_1)

    [図データ]

  3. 「表示名」の欄に,「グループ」と入力して,[決定]ボタンをクリックする。
    プロパティの編集ダイアログが閉じて,プロパティの一覧の「固有情報Field128-1」が「グループ」に変更されます。
    注意事項
    この時点では,変更内容はまだ資産管理データベースに反映されていません。別の業務メニューを選択したり,Webブラウザを終了したりすると,変更内容は破棄されます。
  4. 「UserPropertyField128_1」の「表示」チェックボックスをチェックする。
    操作画面に追加した管理項目「グループ」が表示されるようになります。
  5. [更新]ボタンをクリックする。
    変更内容が資産管理データベースに反映されます。

(2) 管理項目の追加例(固有情報Areaの場合)

保守履歴で詳細な内容を管理できるように,保守履歴に「詳細」という項目を追加する場合を例に,管理項目を追加する手順を次に示します。

  1. 「管理クラス」の「Maintenance」のアンカーをクリックする。
    「Maintenance」のプロパティの一覧が表示されます。
  2. 「プロパティ」の「UserPropertyArea_1」のアンカーをクリックする。
    プロパティの編集ダイアログが表示されます。
  3. 「表示名」の欄に,「詳細」を入力して,[決定]ボタンをクリックする。
    プロパティの編集ダイアログが閉じて,プロパティの一覧の「固有情報Area-1」が「詳細」に変更されます。
    注意事項
    この時点では,変更内容はまだ資産管理データベースに反映されていません。別の業務メニューを選択したり,Webブラウザを終了したりすると,変更内容は破棄されます。
  4. 「UserPropertyArea_1」の「表示」チェックボックスをチェックする。
    操作画面に追加した管理項目「詳細」が表示されるようになります。
  5. [更新]ボタンをクリックする。
    変更内容が資産管理データベースに反映されます。

(3) 管理項目の追加例(固有情報Codeの場合)

リプレースが決まっている機器を管理するために,ハードウェア資産情報に「リプレース対象」という項目を追加する場合を例に,管理項目を追加する手順を次に示します。

  1. 「管理クラス」の「HardwareInfo」のアンカーをクリックする。
    「HardwareInfo」のプロパティの一覧が表示されます。
  2. 「プロパティ」の「UserPropertyCode_1」のアンカーをクリックする。
    プロパティの編集ダイアログが表示されます。
  3. 「表示名」の欄に,「リプレース対象」を入力して,[決定]ボタンをクリックする。
    プロパティの編集ダイアログが閉じて,プロパティの一覧の「固有情報Code-1」が「リプレース対象」に変更されます。
    注意事項
    この時点では,変更内容はまだ資産管理データベースに反映されていません。別の業務メニューを選択したり,Webブラウザを終了したりすると,変更内容は破棄されます。
  4. 「UserPropertyCode_1」の「表示」チェックボックスをチェックする。
    操作画面に追加した管理項目「リプレース対象」が表示されるようになります。
  5. [更新]ボタンをクリックする。
    変更内容が資産管理データベースに反映されます。
    このあと,業務メニュー「コード管理」を選択すると表示されるコード管理画面から,追加した管理項目「リプレース対象」の値(「はい」,「いいえ」)を追加してください。
    「はい」,「いいえ」に対応づけるコードの追加方法については,マニュアル「運用ガイド」の「4.8.1 コードを追加する」を参照してください。

(4) 管理項目の追加例(固有情報Uintの場合)

資産情報で詳細な内容を管理できるように,資産情報に「レンタル料」という項目を追加する場合を例に,管理項目を追加する手順を次に示します。

  1. 「管理クラス」の「AssetInfo」のアンカーをクリックする。
    「AssetInfo」のプロパティの一覧が表示されます。
  2. 「プロパティ」の「UserPropertyUint_1」のアンカーをクリックする。
    プロパティの編集ダイアログが表示されます。
  3. 「表示名」の欄に,「レンタル料」を入力して,[決定]ボタンをクリックする。
    プロパティの編集ダイアログが閉じて,プロパティの一覧の「固有情報Uint-1」が「レンタル料」に変更されます。
    注意事項
    この時点では,変更内容はまだ資産管理データベースに反映されていません。別の業務メニューを選択したり,Webブラウザを終了したりすると,変更内容は破棄されます。
  4. 「UserPropertyUint_1」の「表示」チェックボックスをチェックする。
    操作画面に追加した管理項目「レンタル料」が表示されるようになります。
  5. [更新]ボタンをクリックする。
    変更内容が資産管理データベースに反映されます。

(5) 管理項目の追加例(固有情報Dateの場合)

資産情報で詳細な内容を管理できるように,資産情報に「レンタル開始日」という項目を追加する場合を例に,管理項目を追加する手順を次に示します。

  1. 「管理クラス」の「AssetInfo」のアンカーをクリックする。
    「AssetInfo」のプロパティの一覧が表示されます。
  2. 「プロパティ」の「UserPropertyDate_1」のアンカーをクリックする。
    プロパティの編集ダイアログが表示されます。
  3. 「表示名」の欄に,「レンタル開始日」を入力して,[決定]ボタンをクリックする。
    プロパティの編集ダイアログが閉じて,プロパティの一覧の「固有情報Date-1」が「レンタル開始日」に変更されます。
    注意事項
    この時点では,変更内容はまだ資産管理データベースに反映されていません。別の業務メニューを選択したり,Webブラウザを終了したりすると,変更内容は破棄されます。
  4. 「UserPropertyDate_1」の「表示」チェックボックスをチェックする。
    操作画面に追加した管理項目「レンタル開始日」が表示されるようになります。
  5. [更新]ボタンをクリックする。
    変更内容が資産管理データベースに反映されます。