JP1/NETM/Asset Information Manager 設計・構築ガイド
ここでは,Asset Information Managerが発行したJP1イベントを,JP1/IM - Managerで自動取得するための設定,およびAsset Information Managerでの障害の対処完了を,JP1/IM - Managerに通知するための設定について説明します。
- <この項の構成>
- (1) JP1イベントの自動取得の設定
- (2) 障害の対処完了通知の設定
(1) JP1イベントの自動取得の設定
ここではJP1/IM側に表示される情報のうち,「緊急」と「警告」だけをAsset Information Managerに通知する場合の指定例を示します。
JP1/IM - Managerの[アクション詳細設定]ダイアログで指定する値を次に示します。
図6-5 [アクション詳細設定]ダイアログ(JP1イベントの自動取得の設定)
- 「パラメーターグループ」の設定は変更しない。
- 「アクション名」に任意の名称を指定する。
- 「コメント」は必要に応じて指定する。
- 「アクション条件」タブ(実行条件)
- 「イベントID」に「すべて」を選択する。
- 「イベント条件」で,[追加]ボタンをクリックして「重大度」を選択し,「直接指定」の「緊急」および「警告」のチェックボックスをチェックして[適用]ボタンをクリックする。
- 「アクション条件」タブ(実行内容)
- 「実行ユーザー名」にアクションを実行するユーザ名を指定する。
- 「実行ホスト名」にアクションを実行するホスト名を指定する。
- 「アクション」に「jamTakeIMEvent.bat "$EVDATE" "$EVTIME" "$EVUSR" "$EVHOST" "$EVIPADDR" "$EVSEQNO" "$EVMSG" "$EVSEV" "$ACTHOST" "$EV"OBJECT_TYPE"" "$EV"SNMP_SOURCE""」を指定する。
ファイル名は,パスで指定しないでください。
- 「環境変数ファイル」を空白にする。
- 「実行監視」タブ
必要に応じて指定してください。
(2) 障害の対処完了通知の設定
Asset Information Managerで対策を登録する際に,障害の対処が完了したことをJP1/IM - Managerに通知するには,JP1/IM - Managerのjcochstatコマンドを自動アクションに設定します。
JP1/IM - Managerの[アクション詳細設定]ダイアログで指定する値を次に示します。
図6-6 [アクション詳細設定]ダイアログ(障害の対処完了通知の設定)
- 「パラメーターグループ」に,(1)での設定とは異なるパラメーターグループを指定する。
- 「アクション名」に任意の名称を指定する。
- 「コメント」は必要に応じて指定する。
- 「アクション条件」タブ(実行条件)
- 「イベントID」に「指定」を選択して,「00005581」を指定する。
- 「イベント条件」に何も指定しない。
- 「アクション条件」タブ(実行内容)
- 「実行ユーザー名」にアクションを実行するユーザ名を指定する。
- 「実行ホスト名」にアクションを実行するホスト名を指定する。
- 「アクション」にjcochstatコマンドのフルパスと,「-n "$EV"EVENT_SEQNO"" -k PROCESSED」を指定する。
- 「環境変数ファイル」を空白にする。
- 「実行監視」タブ
必要に応じて指定してください。
Asset Information Managerで更新したJP1イベントまたはSNMPトラップの対処状況を反映するには,JP1/IM - Managerの[システム環境設定]ダイアログの「通信」タブで,「jcochstatコマンド」の「対処状況の変更を許可」のチェックボックスをチェックします。
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