JP1/NETM/Asset Information Manager 設計・構築ガイド

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5.12.3 トランザクションログのバックアップの定期実行

Microsoft SQL Serverでは,データベース更新時のアクセス履歴がトランザクションログに採取されます。セットアップ手順に従ってAsset Information Managerのデータベースを作成すると,Microsoft SQL Serverのトランザクションログが割り当てられます。

トランザクションログは,システム障害のときに復旧のためのデータとして重要ですが,履歴情報が満杯になった場合,それ以降,資産管理データベースにアクセスできなくなります。そのため,トランザクションログは,定期的にバックアップを取得して削除する運用をお勧めします。

なお,Microsoft SQL Serverの「SQL Enterprise Manager」には,バックアップの取得を定期的に実行する機能があります。また,トランザクションログが必要ない場合は,自動的に切り捨てるように設定できます。ただし,コミットするまでのトランザクションがいったんログとして取得されるため,1トランザクションでの処理が多いときは,切り捨てるように設定していても,トランザクションログが満杯になるエラーが発生することがあるので注意してください。