JP1/NETM/Asset Information Manager 設計・構築ガイド
タスク「操作履歴の取込み」には,次のオプションを指定できます。なお,タスク「操作履歴の取込み」は,業務メニュー「プログラム起動履歴」および「ウィンドウタイトル変更履歴」から,プログラム起動履歴およびウィンドウタイトル変更履歴を参照する際に実行します。
オプションは,タスクのプロパティを表示して,「タスク」タブの「実行するファイル名」で,ファイル名のあとに指定します。
また,プログラム起動履歴とウィンドウタイトル変更履歴として取得する情報をフィルタリングできます。
プログラム起動履歴,ウィンドウタイトル変更履歴の履歴情報を残す期間を変更します。このオプションは,タスクを使用して,定期的にプログラム起動履歴とウィンドウタイトル変更履歴を取得する際に指定します。
特定期間の情報を取得します。このオプションは,ソフトウェア名とファイルバージョンの一覧(ClientOperationList.txt)の出力時,および特定期間のプログラム起動履歴とウィンドウタイトル変更履歴の取得時に指定します。
開始日付および終了日付のどちらも省略した場合は,前回取得した日付(資産情報の「DM操作履歴更新日付」の日付)以降のプログラム起動履歴とウィンドウタイトル変更履歴を取得します。初めて取得する機器(「DM操作履歴更新日付」に値がない場合)は,いちばん古い日付のプログラム起動履歴とウィンドウタイトル変更履歴から取得します。
バックアップ用のファイル(操作履歴退避ディレクトリのファイル)の内容を含めて,プログラム起動履歴とウィンドウタイトル変更履歴を取得します。このオプションは,新規取得時,プログラム起動履歴とウィンドウタイトル変更履歴のフィルタリング定義ファイルの変更時,特定期間を指定しての取得時など,すべてのプログラム起動履歴とウィンドウタイトル変更履歴を対象に取得する際に指定します。
操作履歴退避ディレクトリのファイルからの取得は,「-s BACKUP=YES」の形式で指定します。省略した場合,操作履歴退避ディレクトリのファイルからプログラム起動履歴とウィンドウタイトル変更履歴は取得されません。
指定した機器の情報を取得します。このオプションは,ソフトウェア名とファイルバージョンの一覧(ClientOperationList.txt)の出力時,および特定機器のプログラム起動履歴とウィンドウタイトル変更履歴の取得時に指定します。
情報を取得する機器は「-s ASSETNO=(資産番号)」の形式で指定します。ただし,JP1/NETM/DMのインベントリ情報から登録した機器ではない場合(資産情報の「引き当てキー」に値がない機器)は対象となりません。
ソフトウェアの実行ファイル名をバージョンと併せてファイル(ClientOperationList.txt)に出力します。ファイルに出力した内容を利用して,プログラム起動履歴とウィンドウタイトル変更履歴のフィルタリング定義ファイル(ClientOperation.ini)に,プログラム起動履歴とウィンドウタイトル変更履歴を取得する(または取得しない)プログラムを定義できます。
このオプションを指定すると,資産管理データベースへのプログラム起動履歴とウィンドウタイトル変更履歴の取得は実行されません。
「-s MAKELIST=YES」の形式で指定します。このオプションを指定する場合は,必ず取得する資産を指定してください。
実行結果は,Asset Information Managerのインストール先フォルダ\sampleに出力されます。
JP1/NETM/DMからプログラム起動履歴とウィンドウタイトル変更履歴に対して,取得する情報のフィルタリングを定義できます。バージョンが08-00より前のフィルタリング定義ファイルの設定を引き続ぐ場合に設定してください。
プログラム起動履歴とウィンドウタイトル変更履歴のうち,Asset Information Managerで管理したい情報だけを取得するには,取得する内容または取得しない内容を,プログラム起動履歴とウィンドウタイトル変更履歴のフィルタリング定義ファイル(ClientOperation.ini)に定義します。
プログラム起動履歴とウィンドウタイトル変更履歴のフィルタリング定義ファイルの格納先,記述方法および記述例を次に示します。
; ; Filter ; [Option] Program=NOTCOLLECT Window=COLLECT WindowType=ACTIVE,CAPTION [Program] a=AAAA.exe, 0001 a=BBBB.exe, 0001 [Window] a=CCCC.exe, 0001 a=DDDD.exe, 0001 |
; ; Filter ; [Option] Program=NOTCOLLECT Window=NOTCOLLECT [Program] [Window] |
[Program]および[Window]に指定するソフトウェア名およびバージョンを,特定の機器のプログラム起動履歴とウィンドウタイトル変更履歴から抽出して流用すると,効率良くフィルタリングの定義ができます。
プログラム起動履歴とウィンドウタイトル変更履歴のフィルタリング定義ファイルに指定するソフトウェア名とファイルバージョンを抽出するには,TakeClientOperation.txtを指定して,Administrators権限を持つユーザでjamscript(アクセス定義ファイルの実行)コマンドを実行します。
jamscriptコマンドの実行時に指定するオプションについては,「5.9.8 操作履歴の取得範囲およびフィルタリングの指定」を参照してください。jamscriptコマンドの詳細については,HTMLヘルプ「アクセス定義ファイル作成ガイド」(assetscr.chm)を参照してください。
あらかじめプログラム起動履歴とウィンドウタイトル変更履歴を取得する(または取得しない)プログラムを起動・終了させて履歴を取得しておくと,その操作を実行したPCの資産番号を指定することで,プログラム起動履歴とウィンドウタイトル変更履歴のフィルタリング定義ファイルに設定したい内容を出力できます。
なお,指定する資産番号のPCは,次の条件を満たしている必要があります。
ソフトウェア名とファイルバージョンの一覧(ClientOperationList.txt)は,Asset Information Managerのインストール先フォルダ\sampleに出力されます。
プログラム起動履歴とウィンドウタイトル変更履歴のフィルタリング定義ファイルの定義内容を変更して,過去のプログラム起動履歴とウィンドウタイトル変更履歴を再取得するには,開始日付のオプションおよび操作履歴退避ディレクトリのファイルからプログラム起動履歴とウィンドウタイトル変更履歴を取得するオプションを指定してください。
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