JP1/NETM/Asset Information Manager 設計・構築ガイド

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2.2.1 JP1/IM,JP1/IM - IDMと連携して問題点を管理する

JP1/IMおよびJP1/IM - IDMで取得した資産管理システム上の問題点を,資産管理データベースに登録して管理できます。JP1/IM,JP1/IM - IDMのそれぞれと連携することで実現できる資産管理業務を説明します。

<この項の構成>
(1) JP1/IMとの連携
(2) JP1/IM - IDMとの連携

(1) JP1/IMとの連携

JP1/IMと連携することで,JP1イベントおよびSNMPトラップの情報を基に,資産管理システム上の問題点を自動登録できます。また,JP1/IMから問題点の確認ができます。問題点の対処内容を管理することで,予防保守に役立ちます。

JP1/IMと連携することで実現できる資産管理業務を次の図に示します。

図2-3 JP1/IMと連携した資産管理業務

[図データ]

JP1/IMとの連携で発行されるAsset Information ManagerのJP1イベントの詳細については,「13.5 Asset Information Managerから発行するJP1イベントの詳細」を参照してください。

(2) JP1/IM - IDMとの連携

JP1/IM - IDMと連携することで,インシデント(ITサービスの品質を低下させたり,システムの正常な運用を妨げたりする障害事象の単位)を,問題点として登録(エスカレーション)できます。インシデントは,要因となる個々のJP1イベントまたはJP1イベント同士の組み合わせを定義して生成されます。そのため,JP1イベント単位で登録される情報と比べて,精査された情報をまとまった単位で管理できます。

JP1/IM - IDMと連携することで実現できる資産管理業務を,次の図に示します。

図2-4 JP1/IM - IDMと連携した資産管理業務

[図データ]