JP1/Automatic Job Management System 3 - SOA Option Webシステム呼び出し機能編
形式
ajsws_log
機能
障害が発生したときに必要な,JP1/AJS3 - SOA Optionの資料を採取します。採取する情報は次のとおりです。
- Windowsの場合
- JP1/AJS3 - SOA Optionのインストール先フォルダに格納されているすべてのファイル
- JP1/AJS3 - SOA Optionのレジストリ情報(reg.txt)
- OSのプロセスリスト(taslist.txt)
- OSのシステム情報(systeminfo.txt)
- OSのサービスリスト(servicelist.txt)
- 資料採取コマンドのログ(geterror.log)
- Webサービスとの通信ログ
- JP1/AJS3 - SOA Optionの稼働ログファイル
- 組み込みSOAPクライアントライブラリが出力する,Webサービスとの通信ログ
ajsws_logコマンドで採取されるファイルおよびフォルダを次の表に示します。
表14-2 ajsws_logコマンドで採取されるファイルおよびフォルダ一覧(Windowsの場合)
ファイルおよびフォルダ 内容 file\JP1/AJS3 - SOA Optionのインストール先フォルダの下にあるファイルをすべてコピーして格納するフォルダです。 reg.txtJP1/AJS3 - SOA Optionのレジストリ情報です。 tasklist.txtOSのプロセスリストです。 systeminfo.txtOSのシステム情報です。 servicelist.txtOSのサービスリストです。 geterror.logajsws_logコマンドのログです。 cosmi\Webサービスとの通信ログを格納するフォルダです。 log\※JP1/AJS3 - SOA Optionの稼働ログファイルを格納するフォルダです。 ws組み込みSOAPクライアントライブラリが出力する,Webサービスとの通信ログを格納するフォルダです。
- 注※
- Windows Server 2008で,JP1/AJS3 - SOA Optionのインストール先フォルダが%ProgramFiles%または%SystemRoot%の場合は,次に示すフォルダ以下の稼働ログファイルを格納します。
- システムドライブ\ProgramData\Hitachi\jp1\jp1_dafault\JP1AJS2FORWS\base\log
- UNIXの場合
- JP1/AJS3 - SOA Optionインストール先ディレクトリの下の全ファイルが採取されます。
- ajsws_logコマンドで採取されるファイルおよびディレクトリを次の表に示します。
ファイルおよび
ディレクトリ内容 /opt/jp1ajs2forwsJP1/AJS3 - SOA Optionのインストール先ディレクトリ/opt/jp1ajs2forwsの下の全ファイルです。 /var/opt/jp1ajs2forwsJP1/AJS3 - SOA Optionのインストール先ディレクトリ/var/opt/jp1ajs2forwsの下の全ファイルです。 /etc/opt/jp1ajs2forwsJP1/AJS3 - SOA Optionのインストール先ディレクトリ/etc/opt/jp1ajs2forwsの下の全ファイルです。 geterror.logajsws_logコマンドのログです。 - このコマンドは,使用する前にセットアップが必要です。セットアップについては,次の個所を参照してください。
- WSジョブ実行ホストのOSがWindowsの場合
- 「4.6 障害が発生したときに必要な資料を採取するための設定」
- WSジョブ実行ホストのOSがUNIXの場合
- 「5.6 障害が発生したときに必要な資料を採取するための設定」
- また,資料を採取したら,それらの資料をバックアップしておくことをお勧めします。
実行権限
- Windowsの場合
- Administrators権限
- UNIXの場合
- スーパーユーザー権限
格納先フォルダ
- Windowsの場合
JP1/AJS3 - SOA Optionインストール先フォルダ\base\tools
- UNIXの場合
/opt/jp1ajs2forws/base/tools
引数
なし
戻り値
戻り値 内容 0 資料を正常に採取できたことを示します。 1 採取した資料を格納したフォルダがすでにある場合,フォルダを削除するかどうか確認されます。この確認に対する応答で,コマンドの実行を中止したことを示します。 10 次のどれかの状態であることを示します。
- 引数の指定に誤りがあった
- 情報の採取に失敗した
ajsws_logコマンドで採取した資料は,次のフォルダに出力されます。
- Windowsの場合
%TEMP%\jp1ajs2ws\backlog\JP1_DEFAULT- 「%TEMP%」は,Windowsの環境変数%TEMP%を示します。
- UNIXの場合
/tmp/jp1ajs2forws/backlog/JP1_DEFAULT.tar.Z資料の格納先は,変更できます。資料の格納先を変更する方法については,Windows版の場合は,「4.6 障害が発生したときに必要な資料を採取するための設定」を参照してください。UNIX版の場合は,「5.6 障害が発生したときに必要な資料を採取するための設定」を参照してください。
使用例
JP1/AJS3 - SOA Optionの資料を採取する例を次に示します。
ajsws_log
注意事項
- WSジョブ実行ホストのOSがWindowsの場合,ajsws_logコマンドを複数同時に実行しないでください。複数同時に実行した場合,次のエラーメッセージが出力されることがあります。
- プロセスはファイルにアクセスできません。別のプロセスが使用中です。
- アクセスが拒否されました。
- 指定されたパスが見つかりません。
- Windows Server 2008で,ユーザーアカウント制御(UAC)が有効な環境で管理者(Administrator)以外のユーザーを使用している場合,管理者(Administrator)でコマンドプロンプトを起動してからコマンドを実行してください。
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