JP1/Automatic Job Management System 3 - SOA Option Webシステム呼び出し機能編
(英字)
- ajsexecuteメソッド
- WSプログラム実行時の呼び出し口となるメソッドです。WSプログラム提供インターフェースに従ってWSプログラムを実装する必要があります。
- Cosminexus
- アプリケーションサーバを中核とした,性能および信頼性の高い業務アプリケーションを実行および開発するためのシステム構築基盤製品です。
- Cosminexus Application Server
- Cosminexusの実行環境を構築する基盤製品です。Application Server Standardと,Application Server Enterpriseの総称です。
- JavaVM
- Java Virtual Machineの略です。Java言語で実装されたプログラムを実行するためのソフトウェアです。
- JavaVM起動オプション設定ファイル
- JP1/AJS3 - SOA Optionを動作させるJavaVMの起動パラメーターを記述したファイルです。コントローラーを開始する際の,メモリー使用量の最大値を設定できます。
- SOAP(Simple Object Access Protocol)
- HTTPなどの通信プロトコルを下位に持ち,ネットワークを経由したオブジェクト間の通信を規定したプロトコルです。リモートマシン上のオブジェクトに対するアクセスには,XMLの技術を利用したSOAPメッセージを利用します。
- SOAPアプリケーション
- SOAPおよびWSDLの技術を利用して開発し,ネットワークを利用して公開,実行できるアプリケーションのことをいいます。SOAPアプリケーションでは,クライアント側に実装された処理によって,SOAPサービスを呼び出し,提供されるサービスを利用します。
- SOAPクライアントライブラリ
- WSジョブ実行ホストからWebサービス提供ホストに対して,Webサービスの接続処理を実施します。
- CosminexusのSOAPクライアントライブラリ,WebSphere Application ServerのSOAPクライアントライブラリ,およびWebLogic ServerのSOAPクライアントライブラリを総称しています。
- WebLogic Server
- Oracle Corporationが提供するWebアプリケーションサーバです。
- WebSphere Application Server
- IBMが提供しているJ2EE準拠のWebアプリケーションサーバです。
- Webアプリケーションサーバ
- Cosminexus Application Server,WebSphere Application Server,またはWebLogic Serverを指します。
- WSジョブ実行ホストのWebアプリケーションサーバとWebサービス提供ホストのWebアプリケーションサーバは同一にする必要があります。例えば,WSジョブ実行ホストのWebアプリケーションサーバがWebSphere Application Serverの場合は,Webサービス提供ホストのWebアプリケーションサーバもWebSphere Application Serverにします。
- Webサービス
- Web関連の技術を利用して,ネットワークを介して提供されるサービスです。
- JP1/AJS3 - SOA Optionが接続できるWebサービスは,Cosminexus Application Server,WebSphere Application Server,またはWebLogic ServerのSOAPアプリケーションです。
- Webサービスクライアント
- Webサービスのクライアントプログラムのことです。
- Webサービス提供ホスト
- Webサービスを提供するホストです。WSジョブ実行ホストからの要求を実行し,処理結果を返信します。
- WSDL(Web Services Description Language)
- インターフェース定義の言語仕様の一つです。SOAPアプリケーションの開発では,サーバ側に実装したSOAPサービスにアクセスするためのインターフェース定義を記述します。
- WSコネクター
- JP1/AJS3 - SOA Optionが用意しているWebサービスクライアントです。WSコネクターを利用することで,Webサービスクライアントを開発することなく,Webサービスに接続することができます。
- WSジョブ
- Webサービスのクライアントプログラムの実行を定義したジョブのことです。WSジョブをジョブネットに組み込むことで,Webサービスに接続した業務をJP1/AJS2から実行できます。
- WSジョブ実行ホスト
- JP1/AJS3 - SOA Optionをインストールしたホストです。
- JP1/AJS3 - SOA Optionは,JP1/AJS3 - AgentまたはJP1/AJS2 - Agent,およびWebアプリケーションサーバと同じホストにインストールします。また,JP1/AJS3 - ManagerまたはJP1/AJS2 - ManagerでWSジョブを実行する場合は,マネージャーホストにJP1/AJS3 - SOA Option,およびWebアプリケーションサーバをインストールします。
- WS接続環境設定ファイル
- 標準WSジョブによるWebサービス接続で,HTTPプロキシサーバを使用する場合の環境,Webサービス接続に失敗した場合のリトライ回数などを設定するファイルです。
- WSプログラム
- JP1/AJS3 - SOA Optionのコントローラー上で動作する,次のWebサービスクライアントのことを指します。
- WSコネクター
- ユーザーWSプログラム
- WSジョブの実行プログラムとして定義することで,WSジョブの実行を契機にWebサービスに接続できます。
- WSプログラム実行ID
- WSプログラムの実行時に,WSプログラム実行アクションに対して発行されるIDのことを指します。実行された一つのWSプログラムにつき,一つのIDが発行されます。
- WSプログラム実行インターフェース
- コントローラーがWSプログラムを呼び出すためのインターフェースです。WSプログラムは,このWSプログラム実行インターフェースに従って実装している必要があります。
(カ行)
- 環境設定パラメーター
- JP1/AJS,JP1/AJS3 - SOA Option,およびJP1/AJS3 - View for SOA Optionの運用に必要な各種情報を定義するためのパラメーターです。環境設定ファイルの中に記述します。
- 例えば,JP1/AJS3 - SOA Optionの環境設定パラメーターでは,同時に実行するWSプログラムの数を設定できます。
- JP1/AJSの環境設定パラメーターでは,ジョブネットワーク要素を作成するディレクトリを設定したり,イベントログの出力の要否を設定したりします。
- JP1/AJS3 - View for SOA Optionの環境設定パラメーターでは,稼働ログのサイズなどを設定します。
- 環境設定ファイル
- JP1/AJS,JP1/AJS3 - SOA Option,およびJP1/AJS3 - View for SOA Optionの運用に必要な情報を設定するファイルです。
- 例えば,JP1/AJS3 - SOA Optionの環境設定ファイル(ajswscommon.conf)には,JP1/AJS3 - SOA Optionの同時に実行するWSプログラムの数が記述されています。
- JP1/AJSの環境設定ファイルには,スケジューラーサービスの環境やジョブの実行環境などが設定されています。
- JP1/AJS3 - View for SOA Optionの環境設定ファイルには,稼働ログのサイズや面数が設定されています。
- 組み込みSOAPクライアントライブラリ
- JP1/AJS3 - SOA Optionに組み込まれているSOAPクライアントライブラリです。
- WebアプリケーションサーバにCosminexus Application Serverを使用する場合,組み込みSOAPクライアントライブラリを使うと,WSジョブ実行ホストにCosminexus Application ServerがなくてもWSジョブを実行できます。
- クライアント
- JP1/AJS3 - ViewまたはJP1/AJS2 - Viewをインストールしたホストです。
- WSジョブの定義,および実行状態の監視ができます。
- クライアント定義ファイル
- ユーザーWSジョブによるWebサービス接続で,HTTPプロキシサーバを使用する場合の環境,Webサービス接続に失敗した場合のリトライ回数などを設定するファイルです。このファイルは,WebアプリケーションサーバがCosminexus Application Serverの場合だけ使用するファイルです。
- コントローラー
- コントローラーは,JP1/AJS3 - SOA Optionのコンポーネントです。
- WSジョブ実行ホストのOS上にJavaVMを常駐し,WSプログラムをスレッドとして実行することで,WSプログラムの高速起動を実現しています。
(サ行)
- 実行クラス名
- WSプログラム内の,定められたインターフェース(WSプログラム提供インターフェース)を実装したクラスのことです。WSプログラムの実行時,コントローラーによって実行されるクラスです。
- 出力パラメーターファイル
- Webサービスのオペレーションの出力メッセージを保存するファイルです。標準WSジョブに,出力パラメーターファイルを出力するかどうかを定義します。
(タ行)
- 単純型
- WSDLファイルに定義されているパラメーターのデータ型の一つです。このマニュアルでは,XML Schemaの基本データ型を指します。
(ナ行)
- 入力パラメーターファイル
- Webサービスのオペレーションで入力メッセージにセットするパラメーターの値を設定したファイルです。標準WSジョブに入力パラメーターファイルを定義すると,入力パラメーターファイルに設定したパラメーターの値が読み込まれます。
(ハ行)
- 引き継ぎ情報出力インターフェース
- ユーザーWSプログラムの処理結果をユーザーWSジョブの定義で指定した標準出力ファイルに出力するためのインターフェースです。ユーザーWSジョブの後続ジョブに,ユーザーWSプログラムの処理結果を引き継ぎたい場合に,ユーザーWSプログラムに実装します。
- 標準WSジョブ
- Webサービスクライアントの開発なしで,Webサービスに接続できるWSジョブのことです。JP1/AJS3 - SOA Optionが提供するWSコネクターが実行プログラムとなります。
- 複合型
- WSDLファイルに定義されているパラメーターのデータ型の一つです。このマニュアルでは,単純型(XML Schemaの基本データ型)以外のデータ型を指します。
- 次の場合に,複合型を使用した標準WSジョブを定義できます。
- WSジョブ実行ホストにCosminexus Application Serverを置き,CosminexusのSOAPクライアントライブラリを使用している場合
- 組み込みSOAPクライアントライブラリを使用している場合
(マ行)
- マネージャーホスト
- JP1/AJS3 - ManagerまたはJP1/AJS2 - Managerをインストールしたホストです。ジョブネットの定義情報やスケジュール情報をデータベースで管理し,ジョブの実行をエージェントホストに依頼して実行させます。
(ヤ行)
- ユーザーWSジョブ
- ユーザーWSプログラムを実行プログラムとして定義したWSジョブのことです。
- ユーザーWSプログラム
- Webサービスクライアントに,JP1/AJS3 - SOA Optionが規定するインターフェース(WSプログラム実行インターフェース)を実装したプログラムを指します。
- JP1/AJS3 - SOA Optionでは,Webサービスクライアントをすでに開発してある場合でも,そのWebサービスクライアントにJP1/AJS3 - SOA Optionが規定するインターフェースを実装することで,Webサービスに接続することができます。
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