JP1/Automatic Job Management System 3 - SOA Option Webシステム呼び出し機能編
ここでは,単純型の場合について説明します。
WSDLで定義されているデータ型が単純型の場合,各パラメーターの値をファイルに定義できます。このファイルを「入力パラメーターファイル」と呼びます。
標準WSジョブ定義時に,[標準WSジョブ定義]ダイアログボックスの[基本]タブで,[値を入力]にチェックを入れないで[ファイル名または値]でファイルを設定する場合に入力パラメーターファイルを使用します。
次に,入力パラメーターファイルの設定方法,設定例,および注意事項について説明します。
- <この項の構成>
- (1) 入力パラメーターファイルの設定方法
- (2) 入力パラメーターファイルの設定例
- (3) 入力パラメーターファイル設定時の注意事項
(1) 入力パラメーターファイルの設定方法
入力パラメーターファイルの型がstring以外の場合およびstringの場合の設定方法を次に示します。
- パラメーターの型がstring以外の型の場合
- パラメーターの値は一行に記載してください。
- 設定できる値は,パラメーターの型に依存します。設定できる値については,「15.1 [標準WSジョブ定義]ダイアログボックス」にある[ファイル名または値]の説明を参照してください。
- ファイル中の改行コードは無視されます。
- integer型など,サイズに制限がないパラメーターについては,1メガバイトまで設定できます。
- base64Binary,hexBinary型のパラメーターの値は,バイナリデータをエンコードした文字列を設定してください。
- パラメーターの型がstringの場合
- パラメーターの値を,そのままファイルに記載してください。
- ファイル中の改行コードは,改行コードの種別(CR,LF,CRLF)も含めてそのまま値として評価されます。
- サイズは,1メガバイトまで設定できます。
(2) 入力パラメーターファイルの設定例
入力パラメーターファイルの設定例を次に示します。
- パラメーターがint型の場合
1024- 値は「1024」として評価されます。
- パラメーターがstring型の場合
あああ↓ いいい↓ ううう↓ ↓- 値は「あああ↓いいい↓ううう↓↓」として評価されます。「↓」は,改行コード(CRLF)です。
(3) 入力パラメーターファイル設定時の注意事項
入力パラメーターファイルの注意事項を次に示します。
- SOAP通信での文字コードは,ファイルの文字コードと関係なくUTF-8となります。
- 文字コードと改行コードは,Windowsの文字コード体系に合わせてください。
- 値の設定に誤りがある場合や入力パラメーターファイルに問題がある場合は,Webサービスと接続できません。
- 標準WSジョブの定義で,複数のパラメーターに入力パラメーターファイルを指定した場合,入力パラメーターファイルの合計サイズを1メガバイト以内にしてください。
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