JP1/Automatic Job Management System 3 操作ガイド
監視対象の業務(ルートジョブネット)を「AJS3ユニット監視オブジェクト」として定義するためのダイアログボックスです。監視モードの場合は,定義内容の参照だけとなります。
[詳細定義-[AJS3ユニット監視オブジェクト]]ダイアログボックスを次の図に示します。
図16-9 [詳細定義-[AJS3ユニット監視オブジェクト]]ダイアログボックス
表示項目について説明します。
- [名称]
- AJS3ユニット監視オブジェクトの名称を30バイト以内の文字列で指定します。監視モードの場合は変更できません。
- なお,次の半角文字は指定できません。
- スペース
- (
- )
- , (コンマ)
- : (コロン)
- ; (セミコロン)
- /
- =
- [コメント]
- [スコープ]ウィンドウのマップエリアで,定義したオブジェクトにマウスポインタを近づけたときに,コメントを表示したいときに指定します。コメントは,80バイト以内の文字列で指定します。
- 補足事項
- ツールチップでのコメント表示は,カスタマイズによって抑止できます。設定方法は「14.3.5 ツールチップの表示を変更する」を参照してください。
- [アイコンファイル名]
- テキストフィールド
[スコープ]ウィンドウのマップエリアに,デフォルトのアイコン以外を表示したいときに,アイコンイメージ格納フォルダ配下にあるファイル名を指定します。指定できるファイル名の拡張子はgifです。入力できるバイト数は最大で255バイトです。空白の場合には,デフォルトのアイコンが表示されます。
- [...]ボタン
[...]ボタンをクリックすると[ファイル選択]ダイアログボックスが表示されます。[ファイル選択]ダイアログボックスでアイコンイメージ格納フォルダ中のファイルを選択できます。選択したイメージファイル名はテキストフィールドに表示されます。
デフォルトのアイコンイメージ格納フォルダには,AJS3ユニット監視オブジェクトのアイコンイメージファイルとしては次のイメージファイルがあります。
・ajs2u_db.gif
・ajs2u_file.gif
・ajs2u_group.gif
業務スコープアイコンとAJS3ユニット監視オブジェクトアイコンを区別するためにもajs2u_で始まるファイル名を選択されることを推奨します。またAJS3ユニット監視オブジェクトのシンボルがないアイコンとして次のファイルも使用できます。
・db.gif
・file.gif
・group.gif
・building.gif
・earth.gif
・machine.gif
- 補足事項
- デフォルトのアイコンイメージ格納フォルダを次に示します。
- JP1/AJS3 - Viewのインストール先フォルダ\image\console\icon
- アイコンイメージ格納フォルダは変更できます。詳細については,「14.3.9 アイコンイメージ格納フォルダを変更する」を参照してください。
- また,アイコンイメージファイルの作成方法については,「14.5.2 アイコンイメージファイルの作成方法」を参照してください。
- 注意事項
- JP1/AJS3 Console View起動中にアイコンイメージを表示した場合,そのあと,対象のアイコンイメージを削除したり,内容を変更したりしても,アイコンイメージには反映されません。
- [監視対象]
- 監視対象となるJP1/AJS3ホスト名,および業務(ルートジョブネット)名を指定します。
- [ホスト名]
- 監視対象となるJP1/AJS3 - Managerホストのホスト名,またはIPアドレスを指定します。ホスト名は,255バイト以内の文字列で指定できます。
- [AJS3ユニット名]
- 監視対象の業務(ルートジョブネット)名を完全名(スケジューラーサービス名を含む)で指定します。指定できるAJS3ユニットは,ルートジョブネットに限ります。AJS3ユニット名は,2,047バイト以内の文字列で指定できます。
- 指定例: AJSROOT1:/受注処理
- なお,次の半角文字は指定できません。
- スペース
- (
- )
- , (コンマ)
- ; (セミコロン)
- =
- 注意事項
- [AJS3ユニット名]で指定したユニットで監視できるのはルートジョブネットに限ります。次のユニットを指定した場合は,監視時に「状態不明」になるため,指定しないでください。
- ジョブ
- ジョブグループ
- ネストジョブネット
- プランニンググループ
- ホストリンクジョブネット
- マネージャージョブグループ
- マネージャージョブネット
- 補足事項
- [AJS3ユニット名]は,次の手順でも監視対象のルートジョブネットを指定できます。
- JP1/AJS3 - Viewで監視対象のルートジョブネットが定義されているホストにログインし,[JP1/AJS3 - View]ウィンドウでそのジョブネットを選択して[オプション]-[ユニット完全名を記憶]メニューを選択する。
選択したユニットのユニット完全名文字列がクリップボードに記憶されます。
- [AJS3ユニット名]テキストフィールドに,手順1で記憶したユニット完全名文字列を貼り付ける操作を実行する。
貼り付ける操作はシステムに依存します。
[AJS3ユニット名]テキストフィールドに対して[Ctrl]キーを押しながら[V]キーを押すことで,貼り付けることができます。
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