JP1/Automatic Job Management System 3 操作ガイド
[一時変更情報の一覧]ダイアログボックスでは,ジョブネットやジョブに対して行った計画一時変更や保留属性変更などの一時変更の情報を一覧で表示します。また,一時変更情報の一覧から任意の操作を選択し,再操作できます。
[一時変更情報の一覧]ダイアログボックスを次の図に示します。
図15-69 [一時変更情報の一覧]ダイアログボックス
表示項目について説明します。
- [表示開始日]
- 一時変更情報の表示開始日を指定します。指定できる値とデフォルト値を次の表に示します。
表15-20 指定できる値とデフォルト値
項番 年月日 指定できる値 デフォルト値 1 [年] 1994~2036
- 次のウィンドウから表示した場合は,JP1/AJS3 - Viewを起動した時の年月日。
・[JP1/AJS3 - View]ウィンドウ(メイン画面)
・[JP1/AJS3 - View]ウィンドウ(サマリー監視画面)
・[デイリースケジュール]ウィンドウ
・[マンスリースケジュール]ウィンドウ
・[ジョブネットモニタ]ウィンドウ
・[検索]ウィンドウ
- [リリース登録]ダイアログボックスから表示した場合は,[リリース登録]ダイアログボックスで指定した[リリース日時]の年月日。
2 [月] 1~12 3 [日] 1~31(その月の1か月の日数)
- [更新]ボタン
- 一時変更情報の一覧の表示内容が更新されます。
- [リストフィルタ]
- [リストフィルタ]をチェックすると,リストフィルターが有効になり,一覧で表示されているエリアの各表示項目に[▼]が表示されます。
- [▼]をクリックして表示されるドロップダウンリストから項目を選択すると,該当する情報だけを絞り込んで表示できます。
- 一時変更情報リストエリア
- [表示開始日]に指定した年月日以降の一時変更情報が表示されます。
- 一時変更情報には,[一時変更情報の一覧]ダイアログボックスの表示元の画面で選択したユニットを含むルートジョブネット配下のすべてのユニットの一時変更操作が表示されます。
- 各列のヘッダーをクリックすると,表示内容の並び順を変更できます。
- 各列のヘッダーの境界線をマウスで左右にドラッグすると,各列の表示幅を変更できます。各列の表示幅は,JP1/AJS3 - View終了後も保存されます。
- 各列のヘッダーの[▼]をクリックすると,リストフィルターで情報を絞り込んで表示できます。リストフィルターの設定状態(リストフィルターの有効/無効,およびフィルタリングの状態)は,JP1/AJS3 - View終了後も保存されます。
- [再操作]
- 一時変更の再操作が行われたかどうかの状態が表示されます。
- 空白:一時変更の再操作が行われていない状態です。
- 操作済:一時変更の再操作が行われた状態です。
- [ユニット名]
- [一時変更情報の一覧]ダイアログボックスの表示元の画面で選択したユニットを含む,ルートジョブネット配下の各ユニットの名称が表示されます。
- 一時変更を再操作させる場合は,その操作対象になります。
- [上位パス]
- 各ユニットの上位パス名がスケジューラーサービス名付きで表示されます。
- [ルートジョブネット名]
- 各ユニットが属するルートジョブネットの名称が表示されます。
- [開始予定日]
- 各ユニットの開始予定日が表示されます。
- 開始予定日は,各ユニットの実行登録番号(YYYYMMDDnnn)の「YYYYMMDD」部分を「YYYY/MM/DD」の形式で表示します。
- [実行通番]
- 各ユニットの実行登録番号(YYYYMMDDnnn)の「nnn」が表示されます。
- [操作種別]
- 各ユニットに行われた一時変更の操作種別が表示されます。操作種別としては,次のものが表示されます。
- 日時変更
- 即時実行
- 実行中止
- 変更解除
- 保留属性変更
- 遅延監視変更
- 優先順位変更
- 実行順序制御方式の一時変更
- 待ち合わせ
- コマンド
- [操作日時]
- 各ユニットの一時変更操作または一時変更の再操作を行った日時が「YYYY/MM/DD hh:mm:ss」の形式で表示されます。
- [操作ユーザー]
- 各ユニットの一時変更操作または一時変更の再操作を行ったJP1ユーザー名が表示されます。
- なお,一時変更の再操作を複数回実施した場合は,最後に実施したJP1ユーザー名が表示されます。
- [操作内容]
- 各ユニットの一時変更操作の詳細が表示されます。
- 補足事項
- 一時変更情報の一覧の表示内容が更新される契機は,次のとおりです。
・[一時変更情報の一覧]ダイアログボックスの起動直後
・[更新]ボタンのクリック時
・一時変更の再操作処理が正常終了した直後
- 一時変更の再操作後,再操作が正常終了した一時変更情報は,選択状態が解除されます。
- [全選択]ボタン
- すべての一時変更情報を選択した状態にします。
- [一覧情報を記憶]ボタン
- 選択した一時変更情報を,CSV形式でシステムクリップボードに記憶します。
- なお,一度にクリップボードにコピーできる一時変更情報の数は,1,000行以内です。
- [再操作実行]ボタン
- 選択した一時変更を再操作します。一時変更情報を複数選択している場合,操作日時の昇順に再操作します。
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