JP1/Automatic Job Management System 3 操作ガイド

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15.3.14 [詳細定義−[プランニンググループ]]ダイアログボックス

[詳細定義−[プランニンググループ]]ダイアログボックスでは,プランニンググループの詳細を定義します。

このダイアログボックスには,共通する表示項目と次のタブがあります。

<この項の構成>
(1) 共通する表示項目
(2) [定義]タブ
(3) [属性]タブ

(1) 共通する表示項目

共通する表示項目を次の図に示します。

図15-34 [詳細定義−[プランニンググループ]]ダイアログボックスの共通の表示項目

[図データ]

表示項目について説明します。

[ユニット名]
ユニット名を30バイト以内の文字列で指定します。デフォルトは空白です。

[コメント]
ユニットのコメントを80バイト以内の文字列で指定します。デフォルトは空白です。

[実行エージェント]
プランニンググループでは指定できません。

(2) [定義]タブ

[詳細定義−[プランニンググループ]]ダイアログボックスの[定義]タブを次の図に示します。

図15-35 [詳細定義−[プランニンググループ]]ダイアログボックスの[定義]タブ

[図データ]

表示項目について説明します。

基準日指定
基準日の指定方法を指定します。基準日とは,月の開始日となる日のことです。デフォルトは[なし]です。指定方法を次に示します。
  • [日付指定]
    基準日を日付で指定する場合に選択します。[基準日(日付指定)]に「何日」という形式で指定できます。
  • [曜日指定]
    基準日を曜日で指定する場合に選択します。[基準日(曜日指定)]に「第何週の何曜日」という形式で指定できます。
  • [なし]
    上位ジョブグループに定義された基準日を使用する場合に選択します。
    上位のジョブグループに基準日が指定されていない場合は,基準日として「1」が仮定されます。

基準日(日付指定)
基準日を日付で指定します。[基準日指定]で[日付指定]を選択した場合に指定できます。指定できる値は,1〜31です。デフォルトは空白です。

基準日(曜日指定)
基準日を曜日で指定します。[基準日指定]で[曜日指定]を選択した場合に指定できます。指定できる値は,1〜5および日曜日〜土曜日です。デフォルトは「第1 日曜日」です。

補足事項
基準日とは,月の開始日となる日のことです。
例えば,基準日を日付指定で「21日」とした場合は,21日が月の開始日となり,「21日〜翌月の20日」を1か月とします。

月区分
指定した基準日からの1か月を,当月扱いとするか,翌月扱いとするかを指定します。[基準日指定]で[日付指定],または[曜日指定]を選択した場合に指定できます。デフォルトは[なし]です。指定できる区分を次に示します。
  • [当月]
    基準日からの1か月を当月扱いとします。
  • [翌月]
    基準日からの1か月を翌月扱いとします。
  • [なし]
    上位ジョブグループの月区分を使用します。
    上位のジョブグループに月区分が指定されていない場合は,[当月]が仮定されます。

基準時刻設定
基準時刻を設定するかどうかを指定します。基準時刻とは,1日の始まりとなる時刻です。デフォルトは[しない]です。
  • [する]
    基準時刻を設定する場合に選択します。[基準時刻]に「何時何分」の形式で指定できます。
  • [しない]
    基準時刻を設定しない場合に選択します。この場合,基準時刻として「0時0分」が仮定されます。

基準時刻
基準時刻を時分で指定します。[基準時刻設定]で[する]を選択している場合に指定できます。指定できる値は,[時]が0〜23で,[分]が0〜59です。デフォルトは空白です。
例えば,「8時0分」と指定すると「8時0分〜翌日の7時59分」を1日とします。

[実行順序制御]
このプランニンググループ直下のルートジョブネットの実行順序を制御するかどうかを選択します。
  • [する]
    このプランニンググループ直下のルートジョブネットの実行順序を制御するために,ジョブネットコネクタと接続します。
    [する]を選択すると,[ジョブネットコネクタ名]および[実行順序制御方式]が活性化されます。
  • [しない]
    ルートジョブネットの実行順序を制御しません。
デフォルトは[しない]です。

[接続範囲]
ジョブネットコネクタとの接続範囲を指定します。デフォルトは[同一サービス]です。
  • [同一サービス]
    同一スケジューラーサービス内のジョブネットコネクタと接続する場合に指定します。
  • [別サービス]
    異なるスケジューラーサービスのジョブネットコネクタと接続する場合に指定します。この項目を指定すると,[接続ホスト名]および[接続サービス名]を入力できるようになります。
この項目は,JP1/AJS3 - Viewの場合,またはJP1/AJS2 - View 08-50以降の場合に表示されます。

[接続ホスト名]
接続するジョブネットコネクタが定義されているホストのホスト名を255バイト以内の文字列で指定します。
[実行順序制御]で[する]を選択し,かつ[接続範囲]で[別サービス]を選択した場合に指定できます。
[実行順序制御]で[しない]を選択した場合,または[接続範囲]で[同一サービス]を選択した場合は指定できません。
デフォルトは空白です。
半角スペース,タブ,および改行文字は指定できません。
なお,ジョブネットコネクタが別スケジューラーサービスでも,同一ホストの場合は省略できます。
この項目は,JP1/AJS3 - Viewの場合,またはJP1/AJS2 - View 08-50以降の場合に表示されます。

[接続サービス名]
接続するジョブネットコネクタが定義されているスケジューラーサービスのスケジューラーサービス名を30バイト以内の文字列で指定します。
[実行順序制御]で[する]を選択し,かつ[接続範囲]で[別サービス]を選択した場合は必ず指定します。
[実行順序制御]で[しない]を選択した場合,または[接続範囲]で[同一サービス]を選択した場合は指定できません。
デフォルトは空白です。
指定できる文字は,半角英数字,および記号(! # $ % + @ - . _)です。
この項目は,JP1/AJS3 - Viewの場合,またはJP1/AJS2 - View 08-50以降の場合に表示されます。

[ジョブネットコネクタ名]
接続するジョブネットコネクタのユニット完全名を930バイト以内の文字列で指定します。デフォルトは空白です。
なお,次のようなユニット名を指定した場合はエラーになります。
  • 「/(スラント)」で始まっていない
  • 「/」と「/」の間が30バイトを超えている個所がある
  • 「/」で終了している

注※
[接続範囲]に[別サービス]を指定している場合はエラーになりません。
この項目は,[実行順序制御]で[する]を選択すると活性化されます。

[実行順序制御方式]
このプランニンググループを実行する際に,ジョブネットコネクタと開始時刻の同期を取るかどうかを選択します。
  • [同期]
    ジョブネットコネクタと開始時刻の同期を取り,ジョブネットコネクタが実行されるまでこのプランニンググループの実行開始を待ちます。
  • [非同期]
    ジョブネットコネクタの実行を待たないで,このプランニンググループの実行を開始します。
デフォルトは[非同期]です。
この項目は,[実行順序制御]で[する]を選択すると活性化されます。

(3) [属性]タブ

[詳細定義−[プランニンググループ]]ダイアログボックスの[属性]タブを次の図に示します。

図15-36 [詳細定義−[プランニンググループ]]ダイアログボックスの[属性]タブ

[図データ]

表示項目について説明します。

[保留]
プランニンググループでは選択できません。

[種別]
プランニンググループでは選択できません。

[所有者]
ユニットの所有者を31バイト以内の文字列で指定します。デフォルトは,ログインしているJP1ユーザー名です。ただし,上位ユニットに対して上位ユニット属性継承機能を設定している場合,デフォルトは,上位ユニットの所有者です。

[JP1資源グループ]
JP1資源グループ名を63バイト以内の文字列で指定します。指定できる文字は,英数字,および「_(アンダーバー)」です。デフォルトは,上位ユニットのJP1資源グループ名です。空白の場合は,アクセス権限の対象になりません。

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