JP1/Automatic Job Management System 3 操作ガイド
ジョブネットやジョブの実行を強制終了する手順を次に示します。
なお,ジョブネットやジョブの実行は,ajskillコマンドで強制終了することもできます。コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス1 2. コマンド ajskill」を参照してください。
- [JP1/AJS3 - View]ウィンドウの機能メニューで[ステータス監視]をクリックする。
[ステータス監視]が選択状態になります。
- ツリーエリアで,実行を強制終了したいジョブネットまたはジョブを管理するジョブグループをクリックする。
クリックしたジョブグループが選択状態になります。
ルートジョブネットがリストエリアに表示されます。
- 操作対象のジョブネット,または操作対象のジョブを管理するジョブネットをクリックし,[表示]-[デイリースケジュール]-[階層表示]を選択する。
[デイリースケジュール(階層表示)]ウィンドウが表示されます。
- ツリーエリアで,操作対象のジョブネットまたはジョブをクリックする。
クリックしたジョブネットまたはジョブが選択状態になります。
- 手順4で選択したジョブネットまたはジョブについて,スケジュールエリアで,実行を強制終了したい四角をクリックする。または,実行結果リストで,実行を強制終了したい行をクリックする。
- [操作]-[強制終了]を選択する。
ジョブネットまたはジョブの強制終了を確認するメッセージダイアログボックスが表示されます。
- [はい]ボタンをクリックする。
ジョブネットまたはジョブの実行が強制終了します。
スケジュールエリアの四角が,強制終了状態を表す薄い赤色(デフォルト色)で表示されます。
実行結果リストにも,変更が反映されます。
- 注意事項
- 実行を強制終了できるジョブネットは,「実行中」,「警告検出実行中」,「異常検出実行中」,および「監視中」状態のジョブネットだけです。
- 実行を強制終了できるジョブは,「キューイング」および「実行中」状態のジョブだけです。キューレスジョブの場合は「実行待ち」状態のジョブも強制終了できます。
- 起動条件監視中のジョブネットを強制終了する手順は,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 運用ガイド 9.1.1 起動条件監視中のジョブネットの停止」を参照してください。
- ジョブネットを強制終了すると,JP1/AJS3内で通信やデータベースの更新が実施されます。そのため,多数のジョブネットを選択して一度に強制終了すると,JP1/AJS3全体に高い負荷が掛かり,処理の遅延など運用に影響を与えるおそれがあります。複数のジョブネットを強制終了する場合は,ジョブネットごとに数秒から数分の時間を空けて実行してください。
特に,大量のイベントジョブを使用したジョブネットを強制終了する場合や,イベントジョブを使用した複数のジョブネットを一度に強制終了する場合は,それによって終了するイベントジョブの数について,ajskillコマンドを連続実行する場合と同じ制限があります。詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編) 付録B(8) イベント・アクション制御の制限値」を参照してください。
- Windows環境で実行中のジョブを強制終了すると,ジョブで使用していた資源が解放されない場合もあります。ジョブは,ジョブを実行するアプリケーションが推奨する方法で終了することを推奨します。
- 補足事項
- ジョブネットの強制終了要求時に実行中のジョブがあった場合は,ジョブの実行を強制終了し,ジョブネットを強制終了します。
- ジョブネットの実行は,次のウィンドウからも強制終了できます。
・[JP1/AJS3 - View]ウィンドウ(メイン画面)
・[JP1/AJS3 - View]ウィンドウ(サマリー監視画面)
・[マンスリースケジュール]ウィンドウ
・[ジョブネットモニタ]ウィンドウ
・[検索]ウィンドウ
- ジョブの実行は,次のウィンドウからも強制終了できます。
・[JP1/AJS3 - View]ウィンドウ(サマリー監視画面)
・[デイリースケジュール(全ジョブ表示)]ウィンドウ
・[マンスリースケジュール]ウィンドウ
・[ジョブネットモニタ]ウィンドウ
・[検索]ウィンドウ
- 強制終了したジョブネットまたはジョブを再実行する手順は「9.11 ジョブネットやジョブを再実行する」を参照してください。
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