JP1/Automatic Job Management System 3 操作ガイド
「開始時刻待ち」状態のジョブネットを即時実行する手順を次に示します。
なお,ジョブネットは,ajsplanコマンドで即時実行することもできます。コマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス1 2. コマンド ajsplan」を参照してください。
- [JP1/AJS3 - View]ウィンドウの機能メニューで[ステータス監視]をクリックする。
[ステータス監視]が選択状態になります。
- ツリーエリアで,即時実行したいジョブネットを管理するジョブグループをクリックする。
クリックしたジョブグループが選択状態になります。
ルートジョブネットがリストエリアに表示されます。
- 操作対象のジョブネットのルートジョブネットをクリックし,[表示]-[デイリースケジュール]-[階層表示]を選択する。
[デイリースケジュール(階層表示)]ウィンドウが表示されます。
- ツリーエリアで,操作対象のジョブネットをクリックする。
クリックしたジョブネットが選択状態になります。
- 手順4で選択したジョブネットについて,スケジュールエリアで,即時実行したい四角をクリックする。または,実行結果リストで,即時実行したい行をクリックする。
- [操作]-[計画一時変更]-[即時実行]を選択する。
[即時実行]ダイアログボックスが表示されます。
- ジョブネットを即時実行する場合の,ネストジョブネットの扱いなどを指定する。
- [OK]ボタンをクリックする。
[即時実行]ダイアログボックスが閉じます。
ジョブネットが即時実行されます。
手順7で予定を追加するように指定した場合は,スケジュールエリアに四角が追加され,実行中状態を表す緑色(デフォルト色)で表示されます。手順7で予定を移動するように指定した場合は,スケジュールエリアの,手順5で指定した日時の四角が現在の時刻に移動され,実行中状態を表す緑色(デフォルト色)で表示されます。
実行結果リストにも,変更が反映されます。
なお,「開始時刻待ち」状態のジョブネットを即時実行する場合の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 導入ガイド 4.5.4 登録済みのジョブネットを即時実行する」を参照してください。
- 注意事項
- 操作したネストジョブネットは,上位のジョブネットの実行開始および先行のジョブ・ジョブネットの実行終了など,ほかの実行条件が成立したときに即時に実行されます。
- 即時実行ができるのは,「開始時刻待ち」,「先行終了待ち」,または「保留中」状態などの実行が開始していないジョブネットです。終了しているジョブネットに対して即時実行した場合は,再実行時に即時実行が有効になります。
ajsplanコマンドを使用する場合,実行IDまたは登録番号を指定すれば,終了しているジョブネットに対して即時実行できます。
- 操作対象がリリース先ジョブネットの場合,リリース状態が「適用中」状態の定義以外の定義を即時に実行することはできません。
- 即時実行は,ルートジョブネットのスケジュール定義で48時間制スケジュールを採用していても,即時実行した時点での日時で実行されます。例えば,8/1の34:00の実行予定を8/2の8:00に即時実行した場合,8/1の32:00として実行されるのではなく,8/2の8:00として実行されます。
- 補足事項
- ジョブネットを即時実行する代わりに,ジョブネットの実行開始日時を現在時刻に設定しても同じ結果が得られます。
- 「開始時刻待ち」状態のジョブネットは,次のウィンドウからも即時実行できます。
・[JP1/AJS3 - View]ウィンドウ(メイン画面)
・[JP1/AJS3 - View]ウィンドウ(サマリー監視画面)
・[マンスリースケジュール]ウィンドウ
・[ジョブネットモニタ]ウィンドウ
・[検索]ウィンドウ
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