JP1/Automatic Job Management System 3 操作ガイド
ジョブネットの実行が開始したあとでも,ジョブネットのスケジュールを変更したり,ジョブネットやジョブの実行を制御したりできます。例えば,実行状態を監視している間に異常が発見された場合などには,ジョブネットの実行を中断したり,強制終了したりできます。実行を中断したり,強制終了したりしたジョブネットについては,任意のジョブネットやジョブから再実行することもできます。
どのような制御ができるのかを,ジョブネットの場合とジョブの場合に分けて次の表に示します。
表9-1 制御できること
項番 制御の内容 ジョブネットの場合 ジョブの場合 1 実行予定を追加する。 ○ × 2 実行開始日時を一時的に変更・変更解除する。 ○ × 3 実行予定をすぐに実行する。 ○ × 4 実行を一時的に中止する。 ○ ○ 5 実行を保留設定・保留解除する。 ○ ○ 6 遅延監視時間を一時的に変更・変更解除する。 ○ × 7 実行優先順位を一時的に変更する。 ○ × 8 実行を中断する。 ○ × 9 実行を強制終了する。 ○ ○ 10 再実行する。 ○ ○ 11 状態を変更する。 × ○ 12 登録中の定義を変更する。 ○ ○ 13 運用中のジョブネットの定義を計画的に切り替える。 ○ × 14 実行順序の制御方式を変更する。 ○ × 15 待ち合わせ条件の設定を一時的に変更する。 ○ ○ 16 一時変更の操作情報を再操作する。 ○ ○
- (凡例)
- ○:制御できる。
- ×:制御できない。
この節では,ジョブネットのスケジュールを変更したり,ジョブネットやジョブの実行を制御したりする方法を説明します。[デイリースケジュール(階層表示)]ウィンドウを使った操作を中心に説明しますが,同様の操作が別のウィンドウからできる場合もあります。詳細については,操作の説明の補足事項を参照してください。
また,[デイリースケジュール(階層表示)]ウィンドウではできない操作もあります。その場合,操作できるウィンドウを使った操作方法を説明します。
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