JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1

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15.3.8 エージェントホスト名の名前解決オプションの設定方法

hostsファイルまたはDNSに正しく設定されていないなど,マネージャーホスト上でエージェントホスト名の名前解決ができない場合があります。その状態でマネージャーホストやエージェントホストのJP1/AJS3サービスを起動または停止すると,次の現象が発生することがあります。

上記の現象を回避したい場合は,エージェントホスト名の名前解決オプションを設定してください。

なお,すべてのエージェントホスト名の名前解決ができる環境では,このオプションを設定する必要はありません。

また,このオプションは互換用ISAM構成の場合でだけ有効です。

オプションを有効にする設定方法について次に説明します。

<この項の構成>
(1) 定義手順
(2) 環境設定パラメーター一覧

(1) 定義手順

  1. JP1/AJS3のサービスを停止する。
    次のコマンドを実行して,プロセスがすべて停止していることを確認します。
     
    # /etc/opt/jp1ajs2/jajs_stop
    # /opt/jp1ajs2/bin/jajs_spmd_status
     

    注※
    自動停止の設定がされていることを確認してください。
  2. viなどのエディターで,「(2) 環境設定パラメーター一覧」の環境設定パラメーターを記述した設定ファイルを作成する。
  3. ファイルを保存し,次のコマンドを実行する。
     
    jbssetcnf 設定ファイル名
     
    jbssetcnfコマンドのパスは,「/opt/jp1base/bin/jbssetcnf」です。
    jbssetcnfコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
  4. JP1/AJS3を再起動する。
    設定した内容が反映されます。

(2) 環境設定パラメーター一覧

表15-41 エージェントホストの名前解決オプション設定の環境設定パラメーター

定義キー 環境設定パラメーター 定義内容
[JP1_DEFAULT\JP1AOMMANAGER] "_AgentStartStopResolveMode"= エージェントホストの名前解決オプション

注※
このパラメーターの設定は,物理ホストおよびすべての論理ホストに対して有効です。

環境設定パラメーターの定義内容の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド2 2.4(2) _AgentStartStopResolveMode」を参照してください。

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