JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1
使用するクラスタソフトに,論理ホストのJP1/AJS3サービスを登録してください。登録方法の詳細については,各クラスタソフトのドキュメントを参照してください。
- クラスタソフトに設定する情報
- 環境設定で登録された「JP1_AJS2_論理ホスト名」という名称のサービスをクラスタソフトに登録してください。
- JP1/AJS3サービスは,使用するIPアドレスおよび共有ディスクと一緒に,実行系から待機系に引き継がれるようにしてください。アプリケーションプログラムも一緒に引き継がれるように設定してください。
- IPアドレスおよび共有ディスクが引き継がれ,待機系のJP1/Baseが起動したあとにJP1/AJS3が起動するようにしてください。
- JP1/AJS3サービスの起動・停止
- クラスタソフトに登録したJP1/AJS3サービスは,クラスタソフトの操作で起動または停止してください。
- JP1/AJS3の運用監視
- JP1/AJS3サービスの起動状態は,クラスタソフトによって監視されます。
- 次の環境設定パラメーターを設定すると,回復できない障害によって組み込みDBサービスが停止状態になった場合に,JP1/AJS3のサービスを停止することでクラスタソフトによって障害を検知できます。
環境設定パラメーター 説明 "RDBCHECKINTERVAL"= 組み込みDBサービスとの接続を確認し,切断を検知したときにスケジューラーサービスを自動的に停止させます。
環境設定パラメーターの詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド2 2.2 スケジューラーサービス環境設定」を参照してください。
- 注意事項
- JP1/AJS3 Consoleを使用する場合,JP1/AJS3 Consoleのサービスをクラスタソフトに登録する必要はありません。
- キューレスジョブを使用する場合は,「8.2.5 キューレスジョブ実行環境の設定」を参照してください。
- クラスタ運用時のセットアップ後,最初のJP1/AJS3のサービスを起動するときは,JP1/AJS3のサービスを起動する前に,「JP1/AJS3 Database _JFn」※が停止されていることを確認してください。「JP1/AJS3 Database _JFn」が起動している場合は,「JP1/AJS3 Database _JFn」を停止したあとに,JP1/AJS3のサービスを起動してください。クラスタ運用を開始してからは,「JP1/AJS3 Database _JFn」を停止する必要はありません。
- 使用するクラスタソフトに,「JP1/AJS3 Database _JFn」※と「JP1/AJS3 Database ClusterService _JFn」※のサービスを登録する必要はありません。
- 注※
- 「_JFn」は論理ホストのJP1/AJS3サービスが使用する組み込みDBセットアップ識別子です。
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