JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1

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6.4.3 キューレスジョブが戻り値128で異常検出終了となる問題を回避するための設定

キューレスジョブの実行時に,次に示す条件に該当する場合,ジョブが戻り値128で異常検出終了となることがあります。

  1. 任意のジョブ実行OSユーザーで,ジョブを一切実行していない状態である
  2. 1と同一のジョブ実行OSユーザーでジョブを実行する
  3. 2のジョブが終了する瞬間に,2のジョブと同一のジョブ実行OSユーザーで別のジョブを実行する

上記の条件に該当する場合,環境設定パラメーターAJSQL_CREATEWINDOWSTATIONを設定することで,問題を回避してジョブを正常終了させることができます。設定手順を次に示します。

<この項の構成>
(1) 定義手順
(2) 環境設定パラメーター一覧
(3) 注意事項

(1) 定義手順

  1. Windowsの[コントロールパネル]の[管理ツール]で[サービス]を選択し,次に示すサービスを停止する。
    • JP1/AJS3 Queueless Agentサービス
  2. メモ帳などのテキストエディターで,「(2) 環境設定パラメーター一覧」の環境設定パラメーターを記述した設定ファイルを作成する。
    設定ファイルのファイル名は任意です。
  3. ファイルを保存し,次のコマンドを実行する。
     
    jbssetcnf 設定ファイル名
     
    jbssetcnfコマンドのパスは,「JP1/Baseのインストール先フォルダ\bin\jbssetcnf」です。
    jbssetcnfコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
  4. 手順1で停止したサービスを再起動する。
    設定した内容が反映されます。

(2) 環境設定パラメーター一覧

表6-57 ジョブが戻り値128で異常検出終了となる問題を回避するための環境設定パラメーター

定義キー 環境設定パラメーター 定義内容
[JP1_DEFAULT\JP1QLAGENT] "AJSQL_CREATEWINDOWSTATION"= ジョブが戻り値128で異常検出終了となる問題を回避する設定

環境設定パラメーターの定義内容の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド2 2.7(14) AJSQL_CREATEWINDOWSTATION」を参照してください。

(3) 注意事項

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