JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1
イベントジョブを使用する場合,かつDNS運用時にFQDN形式のホスト名で運用する場合の設定について説明します。ここでは,JP1/AJS3を新規に導入する場合の設定手順を次に示します。イベントジョブを使用する場合の設定であり,標準ジョブ・アクションジョブ・カスタムジョブはすでに対応しています。
運用中の環境で変更する場合は,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 運用ガイド 8.9.5 イベントジョブを使用したDNS運用時にFQDN形式のホスト名での運用に変更する」を参照してください。
なお,この設定はマネージャーホスト上で実施します。
設定手順を次に示します。
- <この項の構成>
- (1) 定義手順
- (2) 環境設定パラメーター一覧
(1) 定義手順
(a) 標準構成の場合
- Windowsの[コントロールパネル]の[管理ツール]で[サービス]を選択し,次に示すサービスを停止する。
- JP1/AJS3サービス
- 次のコマンドを実行して,「(2) 環境設定パラメーター一覧」の環境設定パラメーターを設定する。
jajs_config -k 定義キー名 "環境設定パラメーター名"=定義内容- JP1/AJS3を再起動する。
設定した内容が反映されます。
(b) 互換用ISAM構成の場合
- Windowsの[コントロールパネル]の[管理ツール]で[サービス]を選択し,次に示すサービスを停止する。
- JP1/AJS3サービス
- メモ帳などのテキストエディターで,「(2) 環境設定パラメーター一覧」の環境設定パラメーターを記述した設定ファイルを作成する。
- ファイルを保存し,次のコマンドを実行する。
jbssetcnfコマンドのパスは,「JP1/Baseのインストール先フォルダ\bin\jbssetcnf」です。
jbssetcnf 設定ファイル名
jbssetcnfコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」を参照してください。
- JP1/AJS3を再起動する。
設定した内容が反映されます。
(2) 環境設定パラメーター一覧
表6-40 イベントジョブを使用してDNS運用時にFQDN形式で運用する設定の環境設定パラメーター
定義キー 環境設定パラメーター 定義内容
- スケジューラーサービス(共通)の場合
[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AJS2\SCHEDULER\EV\MANAGER]※
- 互換用ISAM構成の場合
[{JP1_DEFAULT|論理ホスト名}\JP1AOMMANAGER]※
"DNSEstablish"= イベントジョブを使用してDNS運用時にFQDN形式で運用するための定義
- 注※
- {JP1_DEFAULT|論理ホスト名}の部分は,物理ホストの場合は「JP1_DEFAULT」を,論理ホストの場合は「論理ホスト名」を指定します。
環境設定パラメーターの定義内容の詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド2 2.4(5) DNSEstablish」を参照してください。
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