JP1/Automatic Job Management System 3 設計ガイド(システム構築編)

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2.6.4 JP1/AJS3でセットアップされるデータベース設定

JP1/AJS3 - Managerを新規にインストールすると,インストール時のセットアップ処理で組み込みDB環境が自動的に構築されます。また,各種セットアップコマンドを実行した場合も同様に組み込みDB環境が自動的に構築されます。

注※
jajs_migrateコマンドおよびjajs_setup_clusterコマンドで-Sオプションを指定した場合,組み込みDB環境は構築されません。

それぞれのセットアップの延長で構築される組み込みDBの概要を次の表に示します。

表2-26 JP1/AJS3の各機能が使用するデータベース

設定 新規インストール時 jajs_setupコマンド実行時 jajs_setup_clusterコマンド実行時 jajs_migrateコマンド実行時
データベースモデル 小規模 小規模 小規模 小規模※1
組み込みDB運用ディレクトリ

Windowsの場合
JP1/AJS3のインストール先フォルダ\embdb\_JF0

UNIXの場合
/opt/jp1ajs2/embdb/_JF0

Windowsの場合
JP1/AJS3のインストール先フォルダ\embdb\セットアップ識別子

UNIXの場合
/opt/jp1ajs2/embdb/セットアップ識別子

Windowsの場合
JP1/AJS3のインストール先フォルダ\embdb\セットアップ識別子

UNIXの場合
/opt/jp1ajs2/embdb/セットアップ識別子

Windowsの場合
JP1/AJS3のインストール先フォルダ\embdb\セットアップ識別子

UNIXの場合
/opt/jp1ajs2/embdb/セットアップ識別子
データ領域格納ディレクトリ

Windowsの場合
JP1/AJS3のインストール先フォルダ\embdb\_JF0\dbarea

UNIXの場合
/var/opt/jp1ajs2/embdb/_JF0/dbarea

物理ホスト環境

Windowsの場合
JP1/AJS3のインストール先フォルダ\embdb\セットアップ識別子\dbarea

UNIXの場合
/var/opt/jp1ajs2/embdb/セットアップ識別子/dbarea

論理ホスト環境

Windowsの場合
-Dオプションに指定したフォルダ\jp1ajs2\embdb\セットアップ識別子\dbarea

UNIXの場合
-Dオプションに指定したディレクトリ/jp1ajs2/embdb/セットアップ識別子/dbarea

Windowsの場合
-dオプションに指定したフォルダ\jp1ajs2\embdb\セットアップ識別子\dbarea

UNIXの場合
-dオプションに指定したディレクトリ/jp1ajs2/embdb/セットアップ識別子/dbarea

Windowsの場合
JP1/AJS3のインストール先フォルダ\embdb\セットアップ識別子\dbarea

UNIXの場合
/var/opt/jp1ajs2/embdb/セットアップ識別子/dbarea
システムファイル領域格納ディレクトリ

Windowsの場合
JP1/AJS3のインストール先フォルダ\embdb\_JF0\dbarea

UNIXの場合
/var/opt/jp1ajs2/embdb/_JF0/dbarea

物理ホスト環境

Windowsの場合
JP1/AJS3のインストール先フォルダ\embdb\セットアップ識別子\dbarea

UNIXの場合
/var/opt/jp1ajs2/embdb/セットアップ識別子/dbarea

論理ホスト環境

Windowsの場合
-Dオプションに指定したフォルダ\jp1ajs2\embdb\セットアップ識別子\dbarea

UNIXの場合
-Dオプションに指定したディレクトリ/jp1ajs2/embdb/セットアップ識別子/dbarea

Windowsの場合
-dオプションに指定したフォルダ\jp1ajs2\embdb\セットアップ識別子\dbarea

UNIXの場合
-dオプションに指定したディレクトリ/jp1ajs2/embdb/セットアップ識別子/dbarea

Windowsの場合
JP1/AJS3のインストール先フォルダ\embdb\セットアップ識別子\dbarea

UNIXの場合
/var/opt/jp1ajs2/embdb/セットアップ識別子/dbarea
作業領域ディレクトリ

Windowsの場合
JP1/AJS3のインストール先フォルダ\embdb\_JF0\dbarea

UNIXの場合
/var/opt/jp1ajs2/embdb/_JF0/dbarea

Windowsの場合
JP1/AJS3のインストール先フォルダ\embdb\セットアップ識別子\dbarea

UNIXの場合
物理ホスト環境
/var/opt/jp1ajs2/embdb/セットアップ識別子/dbarea
論理ホスト環境
/opt/jp1ajs2/embdb/セットアップ識別子/dbarea

Windowsの場合
JP1/AJS3のインストール先フォルダ\embdb\セットアップ識別子\dbarea

UNIXの場合
/opt/jp1ajs2/embdb/セットアップ識別子/dbarea

Windowsの場合
JP1/AJS3のインストール先フォルダ\embdb\セットアップ識別子\dbarea

UNIXの場合
/var/opt/jp1ajs2/embdb/セットアップ識別子/dbarea
セットアップ識別子 _JF0 _JF0〜_JFZ※2,※3 -Iオプションの値 _JF0〜_JFZ※2
ポート番号 22220 22220〜22239※2,※4 -Pオプションの値 22220〜22239※2
データベース領域の自動増分 有効 有効 有効 有効
システムログの自動増分 有効 有効 有効 有効
自動ログアンロード機能 無効 無効 無効 無効
システムログの二重化 無効 無効 無効 無効
空き領域の再利用機能の再利用開始ポイント 小規模※1 小規模※1 小規模※1 小規模※1

注※1
-sオプションにl(大規模)またはm(中規模)を指定することで変更できます。

注※2
この範囲で自動的に採番されます。

注※3
論理ホストにスケジューラーサービスを追加する場合,-Iオプションに構築済みの組み込みDBのセットアップ識別子を指定すると,指定したセットアップ識別子で構築された組み込みDB内にスケジューラーサービスのデータベースが作成されます。-Iオプションに構築されていないセットアップ識別子を指定した場合は,新たに組み込みDBが構築され,スケジューラーサービスのデータベースが作成されます。

注※4
-Pオプションを指定した場合は,指定した値になります。

上記の設定とは異なる組み込みDB環境を構築したい場合は,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 付録C 組み込みDBの高度なセットアップ」,またはマニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 付録D 組み込みDBの高度なセットアップ(クラスタ構成の場合)」に記載のセットアップを実施し,組み込みDB環境を構築する必要があります。

また,新規インストールによって自動的に構築された組み込みDBの設定を変更する場合は,組み込みDB環境を再セットアップする必要があります。詳細については,マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 構築ガイド1 付録C.2(7) 組み込みDBの再セットアップ」を参照してください。

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