JP1/Integrated Management - Manager 運用ガイド

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5.1.9 時刻を指定してイベントを表示する

短期間に大量のJP1イベントが発生し,[イベント監視]ページの最大表示件数を超えた場合,古いイベントが見えなくなってしまうことがあります。表示開始位置を指定することで,この見えなくなってしまったイベントを,[イベント監視]ページに表示できます。表示開始位置を指定する場合は,事前に統合監視DBを有効にする必要があります。統合監視DBの設定方法については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager 構築ガイド」の「1.4(2) 統合監視DBの設定」を参照してください。

表示開始位置の指定が使用できる画面を次に示します。

ここでは,表示開始位置を指定して,見えなくなったJP1イベントを表示する手順について説明します。

  1. [イベントコンソール]画面の[開閉]ボタンをクリックして,[表示開始位置指定]領域を開く。
    [表示開始位置指定]領域は,ログインしたときは表示されません。
    [表示開始位置指定]領域の詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager 画面リファレンス」の「2.2 [イベント監視]ページ」の「図2-4 [イベント監視]ページ([表示開始位置指定]領域を表示した場合)」を参照してください。
  2. スライダーをイベントの表示を開始したい個所に移動する。
    指定した表示開始位置より,現在適用しているユーザーフィルターと表示フィルターに一致するイベントを統合監視DBから取得し,表示します。表示フィルターは,[イベント監視]ページのときだけ適用されます。最大表示件数(スクロールバッファー)のデフォルトは500件です。なお,表示開始位置からのイベント一覧の取得は,新たな表示開始位置を指定するか,[表示キャンセル]ボタンをクリックすることで中断できます。
    また,表示開始位置を正確に指定したい場合,[表示開始位置]テキストボックスを用いて指定できます。[表示開始位置]テキストボックスのデフォルト値は,セントラルコンソールにログインした日の基準時刻です。

[最新イベント表示]ボタンをクリックすると,表示開始位置を設定する前の状態に戻ります。自動スクロール機能が有効な場合,新しいイベントを受信すると最新のイベントを表示します。新しいイベントを受信しても[表示開始位置指定]領域で指定した位置のイベントを表示するように設定したい場合は,自動スクロール機能を無効にしてください。

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