JP1/Integrated Management - Manager 運用ガイド
ここでは,相関イベントの表示および操作について説明します。
- 相関イベントの表示
- 相関イベントは[イベントコンソール]画面の[イベント監視]ページ,[重要イベント]ページおよび[イベント検索]ページに表示されます。
- 相関イベントは[種別]にアイコンが表示されます。
- アイコンは,相関成立
と相関不成立
の2種類があります。
- なお,[種別]はデフォルトで表示されている項目ではありません。表示するには[ユーザー環境設定]画面で[種別]を表示項目に指定します。詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager 画面リファレンス」の「2.17 [ユーザー環境設定]画面」を参照してください。
- 相関イベントの操作
- 相関イベントは通常のJP1イベントと同様の操作ができます。例えば,イベントの詳細表示や,対処状況の変更などができます。
- 相関成立イベントの場合,相関イベントからは発行の契機となった相関元イベントの表示ができます。相関イベントを発行したホストが,JP1/IM - Viewでログインしているホストと別ホストだった場合は,相関イベントを発行したホストから相関元イベントが取得されます。
- 相関不成立イベントの場合,相関不成立となった時までにイベントの相関条件に従って関連づけられた相関元イベントを表示できます。
- 相関成立イベント,相関不成立イベントの相関元イベントを表示する手順は次のとおりです。
- [イベントコンソール]画面の次の各ページで,相関イベントを一つ選択する。
・[イベント監視]ページ
・[重要イベント]ページ
・[イベント検索]ページ
- メニューの[表示]-[関連イベント一覧表示]を選択する,またはポップアップメニューから[関連イベント一覧表示]を選択する。
[関連イベント一覧(相関成立)]または[関連イベント一覧(相関不成立)]画面が表示され,相関元イベントの一覧が表示されます。
- なお,繰り返しイベントの集約表示機能を使用していた場合,相関イベントが次に示すように集約表示されることがあります。
表5-9 相関イベントの集約表示の例
表示例 説明 ![]()
相関イベントが集約完了した場合 ![]()
相関イベントが集約中の場合 ![]()
集約が完了した相関イベントを削除した場合 ![]()
相関イベントの集約開始イベントと繰り返しイベントの対処状況が異なる場合 - この場合,相関元イベントを表示するには,[関連イベント一覧(集約)]画面を表示してから[関連イベント一覧(相関成立)]または[関連イベント一覧(相関不成立)]画面を表示します。
- 手順を次に示します。
- [イベントコンソール]画面の[イベント監視]ページまたは[重要イベント]ページで,集約状態の相関イベントを一つ選択する。
- メニューの[表示]-[関連イベント一覧表示]を選択する,またはポップアップメニューから[関連イベント一覧表示]を選択する。
[関連イベント一覧(集約)]画面が表示され,相関イベントの一覧が表示されます。
- [関連イベント一覧(集約)]画面の[関連イベント一覧]から相関イベントを一つ選択する。
- ポップアップメニューから[関連イベント一覧表示]を選択する。
[関連イベント一覧(相関成立)]または[関連イベント一覧(相関不成立)]画面が表示され,相関元イベントの一覧が表示されます。
- なお,集約表示されているイベントの見方などの詳細については,「5.1.6 集約イベントと繰り返しイベントを表示する」を参照してください。
なお,相関イベントまたは相関元イベントの対処状況を「削除」に変更する場合,[重要イベント]ページを起点として,[関連イベント一覧(相関成立)]または[関連イベント一覧(相関不成立)]画面を表示している必要があります。画面表示が次のどちらかであることを確認してください。
- 重要イベント
- 重要イベント - 関連イベント一覧(集約)
また,[関連イベント一覧(相関成立)]または[関連イベント一覧(相関不成立)]画面で,表示対象の相関イベントの対処状況を変更しても,一覧表示されている相関元イベントの対処状況は変更されません。同様に一覧表示されている相関元イベントの対処状況を変更しても,表示対象の相関イベントの対処状況は変更されません。これは,相関元イベントと相関イベントが別の事象を表すイベントであるためです。
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