JP1/Performance Management 設計・構築ガイド

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6.4.10 Agentホストリモート操作制限オプションおよびAgent間直接情報参照抑止オプションの設定

Agentホストリモート操作制限オプションおよびAgent間直接情報参照抑止オプションを使用すると,PFM - Baseのコマンドで操作できるホストを,ローカルホストに限定できます。

それぞれの機能の詳細については,「4.8.4 コマンドの操作対象ホストを制限する設定」を参照してください。

また,これらのオプションを設定するには,jpccomm.iniファイルの内容を直接編集します。jpccomm.iniファイルは,次の場所に格納されています。

設定するホストが物理ホストの場合

Windowsの場合
インストール先フォルダ

UNIXの場合
/opt/jp1pc/

設定するホストが論理ホストの場合

Windowsの場合
環境ディレクトリ\jp1pc\

UNIXの場合
環境ディレクトリ/jp1pc/

   

<この項の構成>
(1) Agentホストリモート操作制限オプションの設定の変更
(2) Agent間直接情報参照抑止オプションの設定の変更

(1) Agentホストリモート操作制限オプションの設定の変更

Agentホストリモート操作制限オプションは,PFM - Managerホストで設定します。

  1. PFM - Managerのサービスをすべて停止する。
    PFM - Managerのサービスが起動されている場合は,jpcspm stopコマンドですべて停止してください。クラスタシステムを利用している場合は,クラスタソフトから停止してください。
  2. テキストエディターなどで,PFM - Managerホストのjpccomm.iniファイルを開く。
  3. Agentホストリモート操作制限オプションの利用有無を設定する。
    jpccomm.iniファイル中の[Common Section]セクションで次のラベルの値を変更します。

    有効にする場合
    Agent Remote Protection=1

    無効にする場合
    Agent Remote Protection=0
  4. jpccomm.iniファイルを保存して閉じる。
  5. jpcspm startコマンドでPFM - Managerのサービスを起動する。
    クラスタシステムを利用している場合は,クラスタソフトから起動してください。

(2) Agent間直接情報参照抑止オプションの設定の変更

Agent間直接情報参照抑止オプションは,コマンド実行時に-hostオプションで指定された対象ホスト側で,ステータス情報の提供を拒否するための機能です。このため,それぞれの対象ホストで設定します。

  1. PFM - AgentまたはPFM - RMホストのすべてのPerformance Managementサービスを停止する。
    Performance Managementのサービスが起動されている場合は,jpcspm stopコマンドですべて停止してください。クラスタシステムを利用している場合は,クラスタソフトから停止してください。
  2. テキストエディターなどで,PFM - AgentまたはPFM - RMホストのjpccomm.iniファイルを開く。
  3. Agent間直接情報参照抑止オプションの利用有無を設定する。
    jpccomm.iniファイル中の[Common Section]セクションで次のラベルの値を変更します。

    有効にする場合
    Service List Protection=1

    無効にする場合
    Service List Protection=0
  4. jpccomm.iniファイルを保存して閉じる。
  5. jpcspm startコマンドでPerformance Managementサービスを起動する。
    クラスタシステムを利用している場合は,クラスタソフトから起動してください。

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