JP1/Performance Management 設計・構築ガイド

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4.8.4 コマンドの操作対象ホストを制限する設定

PFM - Baseのコマンドには,ほかのPFM - Manager,PFM - Agent,およびPFM - RMホストを対象に操作できるコマンドがありますが,セキュアな運用を保つため,各エージェントホストからほかのエージェントホストは操作させたくない場合もあります。このような場合は,オプションの設定によってエージェントホスト間の操作を禁止し,操作対象を自エージェントホストに限定することができます。各エージェントホストからほかのエージェントホストを操作させたくない場合には,次に示すオプションを有効にすることを検討してください。

オプションごとの対象コマンドと,オプションを有効にした場合の制限内容を次の表に示します。

オプション 対象コマンド 制限内容
Agentホストリモート操作制限オプション
  • jpcras
  • jpctool db backup
  • jpctool db dump
  • jpctool service list(-statオプションなし)
対象コマンドをエージェントホストで実行する場合,ほかのエージェントホストに対しては実行できないようにする。なお,このオプションを有効にしても,PFM - Managerホストで対象コマンドを実行する場合,すべてのホストに対して実行できる状態は保たれる。
Agent間直接情報参照抑止オプション jpctool service list(-statオプションあり) 対象コマンドが実行されても,このオプションが有効になっているリモートホストの情報は表示されないようにする。

設定方法の詳細については,「5.4.11 Agentホストリモート操作制限オプションおよびAgent間直接情報参照抑止オプションの設定」(Windowsの場合)または「6.4.10 Agentホストリモート操作制限オプションおよびAgent間直接情報参照抑止オプションの設定」(UNIXの場合)を参照してください。

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