JP1/Performance Management 設計・構築ガイド
Performance Managementでは,システムの運用で使用する次のコマンドを用意しています。
- サービス管理コマンド
- アラーム管理コマンド
- レポート管理コマンド
- Storeデータベース管理コマンド
- 資料採取コマンド
- 他システムと連携した運用で使用するコマンド
- <この項の構成>
- (1) サービス管理コマンド
- (2) アラーム管理コマンド
- (3) レポート管理コマンド
- (4) Storeデータベース管理コマンド
- (5) 資料採取コマンド
- (6) 他システムと連携して運用するときに使用するコマンド
(1) サービス管理コマンド
Performance Managementは,サービスの状態を確認するためのコマンドを用意しています。
Performance Managementのサービスを管理する主なコマンドを次に示します。
表4-20 Performance Managementのサービスを管理する主なコマンド一覧
コマンド 説明 jpctool service list Performance Managementのサービスの構成と状態を確認するコマンド jpctool service delete Performance Managementのサービス情報を削除するコマンド jpctool service register Performance Managementのサービス情報を再登録するコマンド jpctool service sync PFM - ManagerとPFM - Web Consoleに登録されているサービス情報を同期するコマンド
(2) アラーム管理コマンド
アラーム管理コマンドには,監視対象プログラムがしきい値を超えたときに発行するアラームイベントの設定をするためのコマンドなどがあります。
アラームを設定する主なコマンドを次に示します。
表4-21 アラームを設定する主なコマンド一覧
コマンド 説明 jpctool alarm Performance Managementのアラームを設定するコマンド
(3) レポート管理コマンド
レポート管理コマンドには,監視対象プログラムから収集したデータを基に稼働監視レポートを作成するためのコマンドなどがあります。
レポートを設定する主なコマンドを次に示します。
表4-22 レポートを設定する主なコマンド一覧
コマンド 説明 jpcrdef Performance Managementのレポートを設定するコマンド jpcrpt 稼働レポートをCSVまたはHTML形式でバッチ出力するためのコマンド
(4) Storeデータベース管理コマンド
Storeデータベース管理コマンドには,Storeデータベースのセットアップやアンセットアップの操作をするためのコマンドなどがあります。
Storeデータベースを管理する主なコマンドを次に示します。
表4-23 Storeデータベースを管理する主なコマンド一覧
コマンド 説明 jpctool db backup データをバックアップするコマンド jpctool db clear データを消去するコマンド jpctool db dump 収集したパフォーマンスデータをテキストファイルに出力するコマンド jpctool db restore データをリストアするコマンド jpctool db import Storeバージョン2.0使用時に,Storeデータベースにバックアップデータをインポートするコマンド jpctool db dmconvert Storeバージョン2.0使用時に,指定されたバックアップディレクトリのバックアップデータのデータモデルをバージョンアップするコマンド jpcasrec Storeデータベースの記録方法に関する定義を変更したり出力したりするコマンド jpcaspsv Storeデータベースの保存条件に関する定義を変更したり出力したりするコマンド
(5) 資料採取コマンド
資料採取コマンドには,トラブルの発生時に採取が必要な資料を一括して採取するコマンドなどがあります。
トラブルシュート用の資料の採取に使う主なコマンドを次に示します。
表4-24 資料採取に使用する主なコマンド一覧
コマンド 説明 jpcras PFM - Manager,PFM - Agent,PFM - RM,およびPFM - Baseのトラブルシュート資料を採取するコマンド jpcwras PFM - Web Consoleのトラブルシュート資料を採取するコマンド
(6) 他システムと連携して運用するときに使用するコマンド
他システムと連携して運用するときに使用するコマンドには,JP1/IMとの連携機能を有効または無効にするコマンドなどがあります。
他システムと連携して運用するときに使用する主なコマンドを次に示します。
表4-25 他システムと連携して運用するときに使用する主なコマンド一覧
コマンド 説明 jpcimevt JP1/IMに登録したイベントを送信するコマンド
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