JP1/Performance Management 設計・構築ガイド

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4.8.1 システムの設定で使用するコマンド

Performance Managementでは,システムの設定で使用する次のコマンドを用意しています。

なお,セットアップコマンドおよびStoreデータベースの設定で使用するコマンドの一部は,非対話形式で実行できます。非対話形式を使用すると,ユーザーの応答を求めないで,オプションの指定や定義ファイルの読み込みで代替して処理を続行できます。多数の監視対象をセットアップしたい場合などに活用できます。

<この項の構成>
(1) セットアップコマンド
(2) プロセス監視の設定で使用するコマンド
(3) Storeデータベースの設定で使用するコマンド
(4) Performance Managementの機能の設定で使用するコマンド
(5) 他システムとの連携の設定で使用するコマンド
(6) エージェント階層の作成および編集で使用するコマンド
(7) 業務グループの作成および編集で使用するコマンド

(1) セットアップコマンド

セットアップコマンドには,次の種類があります。

(a) セットアップで使用するコマンド

セットアップで使用するコマンドには,PFM - AgentまたはPFM - RMの接続先PFM - Managerを設定したり,PFM - AgentまたはPFM - RMを追加したときのセットアップをしたり,Performance Managementで使用するポート番号を設定したりするコマンドがあります。

セットアップで使用するコマンドの概要を次の図に示します。

図4-35 セットアップで使用するコマンドの概要

[図データ]

セットアップするための主なコマンドを次に示します。

表4-10 セットアップで使用する主なコマンド一覧

コマンド 説明
jpcconf mgrhost 接続先のPFM - Managerを表示,設定,および変更するコマンド
jpcconf agent setup 新しいPFM - AgentまたはPFM - RMを追加セットアップするコマンド
jpcwagtsetup 新しいPFM - AgentまたはPFM - RMをPFM - Web Consoleに追加セットアップするコマンド
jpcconf port Performance Managementで使用するポート番号を表示および設定するコマンド
jpcconf host Performance Managementシステムでの監視ホスト名を変更,または監視ホスト名の取得方法を変更するコマンド

(b) PFM - RMの監視対象の設定で使用するコマンド

PFM - RMの監視対象の設定で使用するコマンドには,PFM - RMの監視対象を追加,削除,および表示するためのコマンドなどがあります。

PFM - RMの監視対象の設定で使用する主なコマンドを次に示します。

表4-11 PFM - RMの監視対象の設定で使用する主なコマンド一覧

コマンド 説明
jpcconf target setup PFM - RMの監視対象を追加するコマンド
jpcconf target unsetup PFM - RMの監視対象を削除するコマンド
jpcconf target list PFM - RMの監視対象の一覧を表示するコマンド
jpcconf target display PFM - RMの監視対象の設定を表示するコマンド

(c) インスタンス環境の構築で使用するコマンド

インスタンス環境の構築で使用するコマンドには,インスタンス環境を作成,削除,および表示するためのコマンドなどがあります。

インスタンス環境の構築で使用する主なコマンドを次に示します。

表4-12 インスタンス環境の構築で使用する主なコマンド一覧

コマンド 説明
jpcconf inst setup インスタンス環境を作成するコマンド
jpcconf inst unsetup インスタンス環境を削除するコマンド
jpcconf inst list インスタンス環境を表示するコマンド

(d) クラスタシステムの設定で使用するコマンド

クラスタシステムの設定で使用するコマンドには,論理ホスト運用するときに必要なコマンドなどがあります。

クラスタシステムの設定で使用する主なコマンドを次に示します。

表4-13 クラスタシステムの設定で使用する主なコマンド一覧

コマンド 説明
jpcconf ha クラスタシステムで論理ホスト運用するときに使用するコマンド

(2) プロセス監視の設定で使用するコマンド

プロセス監視の設定で使用するコマンドには,アプリケーション定義を追加,削除,出力,および表示するためのコマンドがあります。

プロセス監視の設定で使用する主なコマンドを次に示します。

表4-14 プロセス監視の設定で使用する主なコマンド一覧

コマンド 説明
jpcprocdef create アプリケーション定義を作成・編集するコマンド
jpcprocdef delete アプリケーション定義を削除するコマンド
jpcprocdef list アプリケーション定義の定義名の一覧を表示するコマンド
jpcprocdef output アプリケーション定義の定義内容を出力するコマンド

(3) Storeデータベースの設定で使用するコマンド

Storeデータベースの設定で使用するコマンドには,Storeデータベースのバージョンを変更するコマンドなどがあります。

Storeデータベースの設定で使用する主なコマンドを次に示します。

表4-15 Storeデータベースの設定で使用する主なコマンド一覧

コマンド 説明
jpcconf db vrset Storeデータベースのバージョンを変更するコマンド
jpcconf db display Storeサービスの状態やStoreバージョンを表示するコマンド
jpcconf db define Storeサービスの設定を変更および表示するコマンド

(4) Performance Managementの機能の設定で使用するコマンド

Performance Managementの機能を設定するときに使用するコマンドには,ステータス管理機能またはヘルスチェック機能の有効/無効の設定や情報を確認するコマンドなどがあります。

Performance Managementの機能を設定するときに使用する主なコマンドを次に示します。

表4-16 Performance Managementの機能を設定するときに使用する主なコマンド一覧

コマンド 説明
jpcconf stat ステータス管理機能の有効/無効の設定や情報を確認するコマンド
jpcconf hc ヘルスチェック機能の有効/無効の設定や情報を確認するコマンド
jpcconf prodname プロダクト名表示機能の有効/無効の設定や情報を確認するコマンド

(5) 他システムとの連携の設定で使用するコマンド

他システムとの連携を設定するときに使用するコマンドには,JP1/IMとの連携機能を有効または無効にするコマンドなどがあります。

他システムとの連携を設定するときに使用する主なコマンドを次に示します。

表4-17 他システムとの連携を設定するときに使用する主なコマンド一覧

コマンド 説明
jpcconf im JP1/IMとの連携機能を有効または無効にするコマンド
jpcconf ov NNMとの連携機能を有効または無効にするコマンド

(6) エージェント階層の作成および編集で使用するコマンド

エージェント階層の作成および編集で使用するコマンドには,エージェント階層の定義をファイルにエクスポートするコマンドと,エージェント階層の定義をファイルからインポートするコマンドがあります。

エージェント階層の作成および編集で使用するコマンドを次に示します。

表4-18 エージェント階層の作成および編集で使用するコマンド一覧

コマンド 説明
jpcconf agttree export エージェント階層の定義をファイルにエクスポートするコマンド
jpcconf agttree import エージェント階層の定義をファイルからインポートするコマンド

(7) 業務グループの作成および編集で使用するコマンド

業務グループの作成および編集で使用するコマンドには,業務グループの定義情報をエクスポート・インポートするコマンドなどがあります。

業務グループの作成および編集で使用するコマンドを次に示します。

表4-19 業務グループの作成および編集で使用するコマンド

コマンド 説明
jpcconf bgdef check 業務グループ定義ファイルの内容を検証するコマンド
jpcconf bgdef delete 業務グループの定義情報を削除するコマンド
jpcconf bgdef display 業務グループの定義情報を表示するコマンド
jpcconf bgdef export 業務グループの定義情報をファイルにエクスポートするコマンド
jpcconf bgdef import 業務グループの定義情報をファイルからインポートするコマンド
jpcconf bgdef list 業務グループ名の一覧を表示するコマンド

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