JP1/Performance Management 設計・構築ガイド
監視項目などを決定し,最後にPerformance Managementで必要なディスク容量を見積もります。Performance Managementでは,大きく分けて次の3種類のデータを扱います。システム管理者は,これらのデータ容量を見積もり,必要なディスク容量を用意してください。
- 監視エージェントが収集するパフォーマンスデータ
- 監視エージェントの状態を示すイベントデータ
- Performance Managementが動作するために必要なデータやPerformance Managementが出力するログファイルなど
ディスク容量は,システムの拡張性を考えて,余裕を持って設計することをお勧めします。
次に,Performance Managementのそれぞれのプログラムでのディスク容量の見積もりの概要を説明します。ディスク容量の見積もりの詳細については,「付録C システム見積もり」を参照してください。
(a) PFM - Managerに必要なディスク容量
PFM - Managerで必要なディスク容量を次に示します。
- システムを動作させるために必要なディスク容量
PFM - ManagerをインストールするOSやシステムが出力するログの保存期間などによって異なります。
- イベントデータの蓄積に必要なディスク容量
PFM - Managerに接続するPFM - AgentおよびPFM - RMの数やイベントデータの保存件数などによって異なります。また,データのバックアップやエクスポートなどを行う場合は,別にその分のディスク容量を確保する必要があります。
- ヘルスチェックによる監視結果のデータの蓄積に必要なディスク容量
Storeデータベースに格納するデータの数や保存条件などによって異なります。また,データのバックアップやエクスポートなどを行う場合は,別にその分のディスク容量を確保する必要があります。なお,Storeデータベースの保存方式(Storeバージョン1.0またはStoreバージョン2.0)によって必要なディスク容量が異なります。保存方式に応じたディスク容量を見積もってください。
(b) PFM - Web Consoleに必要なディスク容量
PFM - Web Consoleの実行に必要なディスク容量は,PFM - Web ConsoleをインストールするOSやシステムが出力するログの上限値などによって異なります。
また,レポートキャッシュファイル化機能を使用する場合は,レポートキャッシュファイルの利用に必要なディスク容量も見積もってください。レポートキャッシュファイル化機能に必要なディスク容量は,表示するレポートのパフォーマンスデータの数などによって異なります。
(c) PFM - Baseに必要なディスク容量
PFM - Baseに必要なディスク容量は,PFM - BaseをインストールするOSやシステムが出力するログの上限値などによって異なります。
(d) PFM - AgentおよびPFM - RMに必要なディスク容量
PFM - AgentおよびPFM - RMに必要なディスク容量を次に示します。
- システムを動作させるために必要なディスク容量
PFM - AgentおよびPFM - RMをインストールするOSやシステムが出力するログの保存期間などによって異なります。
- パフォーマンスデータの蓄積に必要なディスク容量
Storeデータベースに格納するパフォーマンスデータの数や保存条件などによって異なります。また,データのバックアップやエクスポートなどを行う場合は,別にその分のディスク容量を確保する必要があります。なお,Storeデータベースの保存方式(Storeバージョン1.0またはStoreバージョン2.0)によって必要なディスク容量が異なります。保存方式に応じたディスク容量を見積もってください。
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